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山を登る価値あり!「妖精の城」とうたわれる、ドイツ・リヒテンシュタイン城へ

IGNITE / 2019年7月7日 19時0分

写真

ドイツの南西部の都市・Stuttgart(シュトゥットガルト)の郊外に、「妖精の城」と呼ばれる「Schloss Lichtenstein(リヒテンシュタイン城)」がある。

1979年に公開された名作「ルパン三世・カリオストロの城」に登場する城のモデルとも言われており、非常にロマンチックな城だ。

「リヒテンシュタイン城」と言うが、オーストリアとスイス国境の国「リヒテンシュタイン公国」にあるのではないので要注意。ただ、リヒテンシュタイン家の出身がこの辺りと言われている。

山登りもしなくてはならないので行くのは楽ではないと言われたが、チャレンジすることに。

シュトゥットガルトからローカル線に乗ってロイトリンゲンへ。ここからバスに乗り換え、Honau(ホナウ)という小さな町にたどり着く。

ここは山間の小さな町で、リヒテンシュタイン城の城下町のような場所。澄んだ川も流れ、実に静かで穏やかな町だ。

さて、ここからいよいよ徒歩で城を目指す。

町から山を登っていくのだが、本当にここで大丈夫なのだろうかと言う生垣を抜け、森の中へと進む。森の美しい緑に心は癒されるが、足元は非常に危険なので要注意!

倒木があったり斜面ぎりぎりを歩いたりなど、人一人がやっと通れる道をずんずん進んでいく。時折方向を示してくれる標識も出るが、なかなか厳しい山登りだ。

登り始めて約40分。やっと平らな場所が開けてきたら、リヒテンシュタイン城の庭に到着。ほっとする。

町からはこの2kmもしくは他に2.5kmのコースがあり、日に何本もないがバスでも来られるようになっている。自分の体力と天候に相談してチャレンジしてほしい。

当日は朝まで雨だったため、霧のかかった幻想的な姿が見られた。まるで中世を描いた物語か映画のようなシーンである。

城の手前にある館部分は普通に建っているのだが、城自体は切り立った崖のギリギリに建っている。それが、まるで空に浮かんでいるかのようで美しい。

しかし、城への入り口に架かる跳ね橋を通ろうとすると、非常に位置が高く、また先ほどのホナウの町が眼下に見えて足がすくんでしまう人もいるかもしれない。

それだけ危険な場所に建っている、守りの硬い城なのだ。

城内へは時間制の見学ツアーで見ることが可能。時間があったら是非どうぞ。

山登り自体は大変だが、この城を見るためなら頑張りたい。美しい城と絶景が堪能できる名所であった。

(田原昌)

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