「ラグビーワールドカップ2019」のあのシーンを新たな視点で!「キヤノンスポーツ総合サイト」に自由視点映像を公開
IGNITE / 2019年9月25日 17時0分
9月20日、日本がロシアに快勝して開幕した「ラグビーワールドカップ2019 日本大会」。
いきなりラグビー熱が盛り上がって、テレビ中継や配信から眼が離せない人も少なくないだろう。
より臨場感が伝わるように工夫されたスポーツ実況中継の映像の進化には驚かされるが、それをはるかに突き抜けたレベルでグラウンドに立っているかのような臨場感を味わえる自由視点映像をご存知だろうか?
キャノンが制作している「ラグビーワールドカップ2019 日本大会」の自由視点映像をご紹介しよう。
︎自由視点映像生成システムとは
2016年サッカーJリーグカップ戦の決勝戦で初めて公開されたのが、キャノンの新しい映像ソリューションである自由視点映像だ。9月22日に放送されたNHKスペシャル「ラグビーワールドカップ2019 第一回 “世界最強”神髄に迫る」でも、この自由視点映像を使ってオールブラックスの強さの秘密を解析する映像がオンエアされて大きな話題となった。
この自由視点映像は、スポーツ観戦を劇的に変化させる革新的技術である。例えば、ピッチ内にいる選手の見ていた光景の再現や、同じシーンをさまざまなアングルで見るなど、自由自在に視点を設定できる。さらに、映像をスローモーションにしながら視点を自由に変更するなど、視点と時間を思いのままに操作することが可能になったのだ。
その映像を生成する仕組みは、映像撮影の未来形とも言える。場内を周回するように設置された専用カメラで撮影した映像を3Dデータに変換してサーバーに蓄積。仮想カメラの位置や動きを指示すると、3Dデータの中から、カメラアングルに応じた映像をレンダリング。動画としてアウトプットし、視聴できるようになる。
正確な3Dデータを作成するためには、すべてのカメラが同じタイミングで撮影をスタートすることが必要。たった1台のカメラでもズレが生じると、正しい形状のデータに仕上げることはできない。この課題は、開発の当初から想定していたため、多数のカメラを完全に同期して撮影をスタートさせ、コントロールするアルゴリズムを開発することによって解決した。
また、自由視点映像の生成には膨大なデータ処理を瞬時に行う必要があるため、並列分散画像処理など、高精細な映像を素早く生成する挑戦が続いている。
︎横浜国際総合競技場7試合の自由視点映像を作成
今回の「ラグビーワールドカップ2019日本大会」において、キャノンは横浜国際総合競技場で開催される全7試合の自由視点映像を作成し、「キヤノンスポーツ総合サイト」で公開していく。
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