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京都東山 秀吉とねねを偲ぶ寺「高台寺」と枝垂れ桜

IGNITE / 2020年3月31日 18時0分

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京都市東山区にある高台寺(こうだいじ)は慶長11(1606)年、秀吉の正室の北政所(ねね)が秀吉の菩提を弔う為に開創した寺で正式名称は高台寿聖禅寺。

創業当時からの姿を残す開山堂や霊屋、傘亭、時雨亭、表門、観月台などがあり、国の重要文化財に指定されている。

開山堂を取り囲むように造られた池泉廻遊式庭園は小堀遠州作で、国の史跡・名勝に指定されている。東山を背景にした広大な庭園で松やもみじの樹々と石組み、東の臥龍池、西の偃月池が印象的。

春の観光客の目当てはなんといっても方丈前の波心庭にある枝垂桜。

方丈から見る桜は、白砂の波紋と苔の緑とのコントラストも美しい。

方丈を先に進むと火灯窓から風情ある枝垂桜の姿が見られる。

開山堂と臥龍廊(がりょうろう)で繋がる霊屋(おたまや)の高台寺蒔絵は桃山時代を代表する華麗な蒔絵芸術として有名。秀吉とねねの木像が安置され、ねねの遺骨もその下に眠るという。

高台にある茶室は伏見城から移築されたとする傘亭と時雨亭。

傘亭は屋根を支える垂木が露出し、屋根裏がから傘のように見えることから傘亭と呼ばれる。時雨亭は2階建ての茶室で、傘亭と時雨亭は屋根が付いた土間廊下でつながっている。

時雨亭で、ねねは大阪夏の陣で大阪城の炎上するのを見たと伝わる。

湯布院温泉の「ゆふいん月燈庵」で、高台寺の傘亭と時雨亭を模したとされる「別邸 傘亭・時雨亭」の客室に宿泊したことがあるので、こちらの茶室を観た時は感慨深かった。

坂を下り美しい竹林を通って再びねねの道へ向かう。

今年の春の夜間特別拝観は3月6日から5月6日。ライトアップは17時から22時(21時半受付終了)。

例年の桜の見ごろは3月下旬から4月上旬。

高台寺 所在地:京都市東山区高台寺下河原町526

(小椚萌香)

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