新型コロナウイルス感染症の迅速検査システムを開発。2時間半以内に結果判明
IGNITE / 2020年4月2日 22時0分
ボッシュの検査の特徴は、鑑別診断を提供することにある。鑑別診断とは「症状を引き起こす疾患を絞り込むために行う診断。症状が他の要因から起こっていることを否定し、疾患を正確に診断するために必要」というもの。この診断により、医師がさらなる検査に要する時間を節約できるのだ。
さまざまな臨床試験の結果、ボッシュの検査は95%以上の精度で結果を提供した。また、この迅速検査システムは、世界保健機関(WHO)の品質基準を満たしている。
検体は、患者の鼻または喉から綿棒を使って採取する。続いて、検査に必要なすべての試薬がすでに収められているカートリッジをVivalytic装置に挿入して分析が始まる。分析中、医療スタッフは患者の治療など別の業務に携わることができる。
Vivalytic分析装置は、非常に使いやすい設計で、特別な訓練を受けていない医療スタッフでも確実に検査を実施することができる。24時間で最大10検体の検査を実施することができるので、100台の装置があれば1日あたり最大1,000回の検査を行うことができるようになるのだ。
新たに開発された迅速検査システムは4月からドイツで利用可能になり、その後、欧州の他の市場やその他の地域にも提供される予定だ。新型コロナウイルス感染症の拡大が勢いを増す中で、日本を含め世界各国の検査施設はすでに能力を超えて稼働しているのが現状だ。この迅速検査システムによって、対応可能な検査件数が拡大され、新型コロナウィルス対策に役立ってくれることを期待するばかりだ。
ボッシュ(BOSCH):https://corporate.bosch.co.jp/
(冨田格)
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