チェコのビール「バドワイザー」の工場見学へ!チェスケー・ブジェヨヴィツェの旅
IGNITE / 2020年4月16日 20時0分
オーストリアからリンツの街を経由し、やって来たのは南ボヘミア州最大の都市「České Budějovice」だ。
「チェスケー・ブジェヨヴィツェ」なんて、日本人には非常に発音しにくい都市名だが、ドイツ語にすると「ブドヴァイス」となる。おや、と思った方もいるかと思うが、そう、ここはあのビール「バドワイザー」誕生の地である。
現在、日本で飲めるバドワイザーはアメリカのものが多いが、本来はこのチェスケー・ブジェヨヴィツェで誕生したビール。「ブジェヨヴィツェで作られたビール」ということで「ブドヴァイゼル・ブドヴァル」と言い、「ブドヴァイス」「ブドヴァイゼル」「ブドバー」とも呼ばれ、英語では「バドワイザー」となる。
今回紹介するチェコの「ブドバー」と、アメリカの「バドワイザー」は全く違うもの。誕生の地はここ、ブジェヨヴィツェなのだ。
ブドバーのビール工場は駅から少し離れた場所にあり、チェコで唯一の国営ビール工場だ。
中にはブジェヨヴィツェにおけるビールの歴史がわかる博物館や映画、グッズを売っているコーナーも。こちらは記念品を手に入れるのに立ち寄りたくなる。
さて、工場見学にはチェコ語だけでなく英語やロシア語などの回もある。事前に予約するのがオススメ。
工場内はとても広く、説明を受けながら歩いて回る。大量に積まれたケースを見ながら、「一山欲しい!」と言って笑うビール好きばかりだ。
お待ちかねのテイスティングは、タンクに詰められた鮮度最高のビールだ。フィルタリングされる前の新鮮なビールなので、普段店で飲めるものとは違う。ツアー参加者は、皆満足そうに味わっていた。
ビール醸造の工程はもちろん、瓶や缶に詰めたり、パッケージングされて搬出準備をする工程も見せてもらった。
ものすごい量のビールが、チェコ国内や海外へと送り出されていく。
工場内をぐるりと歩いて回って、他との違いを学んだツアー参加者たち。当然ビールを飲みたくなってしまう訳で、ブドバーのオリジナルグッズを買うと、工場併設のレストランへ足早に向かったのだった。
※2020年4月現在、欧州各国では出入国の制限をしています。旅行の際は必ずご確認を。
(田原昌)
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