ドライビングの真髄に肉薄! 孤高のフルオープンロードカー「マクラーレン エルバ」は限定249台
IGNITE / 2020年4月28日 16時30分
昨年11月に予告されていたマクラーレンの新型スーパーカー「エルバ(Elva)」が、ここ日本でも初公開された。
マクラーレン初となるフルオープンコックピットを採用した新型エルバは、最上級カテゴリーのアルティメットシリーズに新風を吹きこむロードカーとなる。
新型エルバは、ルーフやサイドウィンドウ、フロントウィンドウまでも廃し、マクラーレン史上最軽量の2座フルオープン・スーパーカーとして開発されている。
エルバという車名は、1960年代に登場したブルースマクラーレンの伝説的なスポーツレーサーのロードゴーイングバージョンにちなんだもの。そのDNAを受け継ぎながら現代に蘇ったエルバは、まさにドライビングの真髄を追求するスリリングかつ孤高の存在となる。
エルバのシャシーやボディなどは、特注のカーボンファイバーによって軽量化。クラシカルかつ流麗なプロポーションや簡素化されたディヘドラルドア、リアのツインバットレスなどは、空気の流れが見えるようなダイナミックなラインで描かれている。
エクステリアに溶け込むように一体化したコックピットは一見すると無防備だが、キャビン上部のデザインは安全面にも配慮されているほか、格納式のロールオーバー保護システム(ROPS)も装備される。ちなみにフロントウィドウは、オプションで装着することもできる。
世界初採用となる「アクティブ・エア・マネジメント・システム(AAMS)」にも注目したい。AAMSでは、高速走行時にフロントノーズから吸入された空気をドライバー前方のディフレクター⇒コックピット上方⇒後方へと誘導することによって、空力特性の最適化とコックピットの平穏を両立するという。
ミッドシップに搭載されるエンジンは、「マクラーレン セナ」が採用する4.0LのV8直噴ツインターボをベースにリチューンされ、最高出力815ps/最大トルク800Nmを発生。トランスミッションは7速シームレスシフトが組み合わされ、0-100km/h加速は3秒未満、0-200km/h加速は6.7秒と、サーキット走行にフォーカスした「セナ」を上回る加速性能を誇っている。
そのほか、アクティブサスペンションの「プロアクティブシャシーコントロールII」や強力なカーボンセラミックブレーキ、時にはエアブレーキとしての役目も果たすアクティブリアスポイラー、心震わす咆哮を届けるクワッドエキゾーストシステムなどを装備する。
限定台数は当初は399台の予定だったが、最終的には249台とさらに希少な存在になった。
(zlatan)
画像元:マクラーレン・オートモーティブ・アジア
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