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トヨタのコンパクトスポーツ「GRヤリス」に、競技ベースの「RC」と気軽に愉しめる「RS」が登場

IGNITE / 2020年6月13日 13時0分

トヨタのコンパクトスポーツ「GRヤリス」に、競技ベースの「RC」と気軽に愉しめる「RS」が登場

今年初めの東京オートサロン2020でもっとも耳目を集めたコンパクトスポーツ、「GRヤリス」の全ラインナップが発表された。

すでに1月から始まっているWeb限定の特別仕様車「RZ “1st Edition”」が約6,000台の予約を獲得するなど、GRヤリスへの期待は膨らむばかりだ。

GRヤリスは、WRC(世界ラリー選手権)を勝ち抜くための高い戦闘力を与えつつ、誰もが安心して意のままに運転できるスポーツモデルとして開発されている。

ボディタイプは3ドアのみ。パワフルな心臓部に加え、アルミ素材のエンジンフードやバックドア、ドアパネル、CFRP製のルーフパネルなどを採用して、速さに不可欠な強固なボディと軽量化を実現している。

ラインナップには先の「RZ」に加え、競技ベース用の「RC」、研ぎ澄まされた走りを気軽に楽しめる「RS」が設定された。

競技ベースの「RC」は、「RZ」からディスプレイ・オーディオなどの快適装備を削り、より速く走るための軽量化を図りながらユーザーそれぞれが思い思いに“弄れる”楽しみを残したモデルとなる。

その車重は1,250kgで、「RZ」と比べて30kgも軽くなった一方、搭載するパワートレーンは「RZ」と同じ。3気筒エンジンとして世界最高レベルのパワーとワイドなトルクレンジを追求した新開発の1.6L直噴ターボエンジンは、最高出力272ps/最大トルク370Nmを発生し、6速MTを介して、スポーツ4WDシステムの「GR-FOUR」が路面を鷲づかみする。

用意されるドライブモードは、ノーマル・スポーツ・トラックの3種類。タイヤは「RZ」の225/40ZR18に対し、1インチ小さいサイズの205/45R17を履く。

一方、GRの熱く激しい遺伝子を受け継ぎながらも気軽にスポーティドライブを愉しめる「RS」は、もっとも身近かつ走る愉しさをより広く伝えていくという役目を与えられたモデルとなる。

そのパワートレーンにはMTや4WDの設定は無く、5ドアの「ヤリス」と同じ1.5Lの直3ダイナミックフォースエンジン(最高出力120ps/最大トルク145Nm)に、ダイレクトシフト-CVT(10速シーケンシャル)とFF(前輪駆動)を組み合わせる。

車重はGRヤリスのラインナップでもっとも軽い1,130kgとなり、ステアリング裏にはパドルシフトが備わる。

いずれも価格は未発表だが、発売は今年9月頃になる見込み。なお、「RZ “1st Edition”」の先行予約は、6月30日に締め切られる。

(zlatan)

画像元:トヨタ自動車

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