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新型「カイエンGTS/カイエンGTSクーペ」が、8気筒エンジンを再び搭載

IGNITE / 2020年7月17日 19時30分

新型「カイエンGTS/カイエンGTSクーペ」が、8気筒エンジンを再び搭載

SUVのカタチをしたポルシェのスポーツカー、カイエン/カイエンクーペに「GTS」が設定された。

これにより、カイエンのラインナップは「E-Hybrid」「S」「GTS」「ターボ」「ターボS E-Hybrid」とさらに充実。「GTS」は、ポルシェのスポーツ性とラグジュアリー性を高次元でバランスさせたモデルという位置付けだ。

先代モデルでは3.6LのV6ツインターボを搭載していたカイエンGTS/カイエンGTSクーペだが、新型では再び、4.0LのV8ツインターボを採用することになった。このV8エンジンはカイエンのフラッグシップである「ターボ」向けで、最高出力460ps/6,000-6,500rpm、最大トルク620Nm/1,800-4,500rpmを発揮する。

先代モデルと比べると、最高出力は+20ps、最大トルクは+20Nmそれぞれ向上していて、スポーツクロノパッケージ装着時の0-100km/h加速は実に0.6秒も速い、4.5秒で駆けぬける。

その一方、直噴・気筒休止・排気熱再循環といった数々の最新テクノロジーを採用するとともに、さらなる効率化を図った8速ティプロトニックS(8速AT)を組み合わせ、燃費は欧州のNEDC複合サイクルで11.4~11.2L/100kmと良好な数値をマークしている。

新たに専用開発されたスポーツエグゾーストシステムにも注目したい。テールパイプは「カイエンGTS」では左右4本出し、「カイエンGTSクーペ」では中央2本のオーバルタイプとなり、いずれも高周波チューニングされた胸躍るサウンドを響かせる。

シャシー面では、20mmローダウンとなるスチールスプリングサスペンションやPASM(ポルシェアクティブサスペンションマネージメント)、PTV Plus(ポルシェトルクベクトリングプラス)などを標準装備し、“SUVのスポーツカー”たるダイナミックな特性をさらに引き上げている。

そのほか、ねずみ鋳鉄製の大径ブレーキやレッド塗装のブレーキキャリパー、21インチのRSスパイダーデザインホイールなどを装備する。

エクステリアでは、ブラックで統一したスポーツデザインパッケージを標準装備。フロントエアインテークやテールパイプ、エンブレムなどはすべてブラックで統一され、前後のLEDライトもダークカラーのティンテッド加工が施されている。

一方のインテリアでは、アルカンターラやアルミニウム素材を贅沢に採用しながら、専用設計となる8wayスポーツシートやGTSロゴなどを奢っている。

運転支援システムは、アダプティブクルーズコントロールやレーンチェンジアシスト、パークアシストなどを標準装備する。価格は「カイエンGTS」が1,682万円、「カイエンGTSクーペ」が1,752万円。

(zlatan)

画像元:ポルシェ・ジャパン

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