ありがとう、TTロードスター。初代モデルを彷彿させる「ファイナルエディション」は限定50台
IGNITE / 2020年8月3日 10時0分
1998年の初代デビュー以来、3世代に渡って進化し続けてきたアウディのコンパクトスポーツ「TT」が、新たな時代に向けて大きく舵を切っていく。
ドイツ本国では既にモデル廃止が公言され、4ドア化やピュアEVへとスイッチしていく計画も噂されるものの、「TT」という名称が残るかどうかも不透明な状況だ。
そして今年、TTロードスターが惜しまれつつも生産終了を迎える。一方、TTクーペの生産はひとまずは継続される。
来たる9月15日に発売される「Audi TTロードスター ファイナルエディション」は、その名の通り、TTロードスターの最後を飾るスペシャルな限定モデルとなる。
ベース車は既にモノグレードとなっている「45 TFSI quattro(626万円)」で、限定台数はわずか50台。価格は729万円とアナウンスされている。
パワートレーンは、2.0Lの直噴ガソリンターボ+6速Sトロニック(デュアルクラッチ)+クワトロ(四輪駆動システム)を搭載。最高出力は230ps/4,500-6,200rpm、最大トルクは370Nm/1,600-4,300rpmを発揮し、燃費はJC08モードで12.5km/Lをマークしている。
ファイナルエディションでは、昨年5月に導入された世界限定車「TT 20 years」と共通のアイテムをはじめ、初代TTを彷彿させる特別な装備が採用されている。
ボディカラーには、コンセプトカー時代のTTロードスターがまとっていたドロミテグレーを連想させる、専用色のナノグレーメタリックを採用。また、初代TTのシンプルなデザインを復刻した5スポークの専用19インチアルミホイールを組み合わせている。
見られることを意識した内装はさすがの華やかさで、電動調整機能ボルスター付きのSスポーツシートやアームレスト、センターコンソールなどをイエローステッチを効かせたブラウンのモカシンレザーで統一している。
装備も充実し、初代TTのインテリアパーツを手掛けたバング&オルフセンのサウンドシステムをはじめ、マトリクスLEDヘッドライトやエアスカーフ、アウディサイドアシストやリアビューカメラ等の運転支援システムを含むコンフォートパッケージを標準装備。ファイナルエディションにふさわしい快適性と希少性が与えられている。
(zlatan)
画像元:アウディ ジャパン
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