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日産のEVスポーツ「リーフ NISMO」が、欧州テイストのハンドリング性能を獲得

IGNITE / 2020年8月9日 12時0分

日産のEVスポーツ「リーフ NISMO」が、欧州テイストのハンドリング性能を獲得

日産のスポーツEV「リーフ NISMO」が大幅にブラッシュアップされ、ロードカーとしての素質を開花させている。

改良のポイントは、欧州テイストのクイックなハンドリングや安定感を高めたコーナリング性能、「瞬間レスポンス」とも表現されるコーナーからの立ち上がり加速などが挙げられる。

2018年7月に誕生したリーフ NISMOは、パワフルかつ俊敏な加速性能や低重心といったEVの素材を活かしながら、出力特性や足回りなどをNISMO流のスポーティな方向で際立たせたスポーツEVとして開発されている。

今回の2020年モデルでは、特徴的な走行性能をさらに向上させるべく、まずはステアリングギア比を欧州テイストのクイックな設定(2018年モデルの18.3から14.9)に変更。よりダイレクトなステアリングフィールを獲得するとともに、ステアリングの操作量が減ることによってタイトコーナーなどでも理想的な運転姿勢をキープしやすくなっている。

よりスポーティになったハンドリング特性に合わせ、足回りも最適チューンを施している。具体的には、スプリングのバネ定数を高めつつ(フロント約14%アップ、リヤ約25%アップ)、前後のショックアブソーバーの減衰力も増加。さらにウレタン製リヤバンパーラバーの採用によって、コーナリング時の内輪の浮き上がりを抑制している。

これにより、フラットかつロールが抑えられた安定した身のこなしや高い接地性を発揮し、限界域ではより速く、日常域でより楽しくコーナーを駆けぬけることができる。

また、VDC(ビークルダイナミクスコントロール)の制御ロジックを見直し、トラクションコントロール機能の解除タイミングを早めることで、コーナー出口での加速性能を向上させている。

そのほか、内外装デザインやモーター出力(150ps/320Nm)などは2018年モデルを踏襲しつつ、新世代デザインのRECARO製スポーツシート(前席・ヒーター付き)を新たにオプション設定している。価格は429万4,400円。

(zlatan)

画像元:日産自動車

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