無縁社会に新たなコミュニケーション! 「ご縁つなぎ」プログラムスタート
IGNITE / 2020年10月15日 17時0分
昨今、一人暮らしの高齢者の増加に伴って、「無縁社会」ともいえるコミュニケーションの断絶が拡がっている。
そのような状態を打開すべく、テレプレゼンスシステム「窓」を活用したプログラムがスタートした。
経済産業省「認知症共生社会に向けた製品・サービスの効果検証事業」として、「恩送り」が採択事業者として決定。
本事業は、恩送りを筆頭に、SRE AI Partners(ソニーグループ)、シルバーウッド、センタンでコンソーシアムを組み、最大3か年の検証事業を行う。
■拡がるコミュニケーションの断絶
長寿化・ライフスタイルの変化によって家族のあり方が多様化し、一人暮らしの高齢者の増加に伴って「無縁社会」ともいえるコミュニケーションの断絶が拡がっている。
こういった流れは、認知症との関わり方にも大きな影響を与えていることから、恩送りではソニーが開発したテレプレゼンスシステム「窓」を用いて、距離の制約を超えて“あたかも同じ空間にいるような”自然なコミュニケーションを可能とし、「高齢者宅︎家族宅」「介護現場︎集いの場」「高齢者宅︎故郷」などを「窓」でつなぎ、遠隔「ご縁つなぎ」プログラムを提供する。
■「ご縁つなぎ」プログラムとは
このプログラムにより、遠隔地にいながらも家族や知縁者との日常の会話や団欒、仲間との遊び・学び、旅を人の気配や空間の雰囲気を感じ体験し、双方向に心地よいコミュニケーションを行う環境を提供すると共に、QOLの向上、認知症の行動心理症状の抑制、そして家族や知縁だけでは担いきれない部分についてのみ、適度な介護支援を受けられるような次世代型の認知症共生社会の実現を目指す検証事業だ。
■コンソーシアム
本事業のコンソーシアムでは、それぞれが役割を分担して検証事業を進めていく。それぞれのチームの知見や技術を統合し、認知症共生社会における新しいイノベーションの「窓」を開いていくことが目的だ。
SRE AI Partnersはテレプレゼンスシステム「窓」の開発、および高齢者との遠隔二世帯住宅や介護現場への導入を目指し、シルバーウッドは高齢者住宅フィールドの提供、また、センタンは最先端の脳科学・心理学の知見を用いたユーザー行動の分析・効果検証、商品開発やマーケティング活動を行う。
「窓」という新しいシステムにより、一人暮らしでも寂しくない、認知症が抑制される良い社会へと向かうのではないだろうか。
(田原昌)
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