鈍色に輝き漂う神秘的な魚「タチウオ」サンシャイン水族館で期間限定展示中

IGNITE / 2020年12月27日 9時0分

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なかなか見る機会がない珍しい魚を見られるのは水族館に行く最大の楽しみ。

東京・池袋のサンシャイン水族館では、“上を向いて”泳ぐ「タチウオ」の展示を開始した。

■幻想的に美しい魚・タチウオ

タチウオ、という魚をご存知だろうか。

「太刀魚」と表記されることもあるが、体長1.5m前後になる魚で、太刀(たち)を思わせる外見や、頭を上にして立っているように泳ぐ姿からその名前がついたとも言われている。

水深10~300mに生息し、鱗がなく体の表面を覆う銀色のグアニンはマニキュアに含まれるラメの原料に使われていたこともあるそうだ。キラキラと銀色に輝く体や背びれがひらひらとしている様子は大変美しい。

瀬戸内海での漁獲量が多いので、山陽・四国・九州方面ではメジャーで、刺身や塩焼きで食卓にも頻繁に登場するが、関東では珍しい魚なので、実物を見たことがない人も多いだろう。

タチウオは飼育が非常に難しく、瀬戸内海(豊後灘)に面している大分市の水族館「うみたまごい」など、ごく一部の水族館でしか目にする機会がない。

■飼育員が釣り上げたタチウオ

そんなタチウオを、サンシャイン水族館では2020年12月4日(金)より「マンボウとの出会い」水槽にて、期間限定で展示を始めた。

展示しているタチウオは、飼育スタッフが駿河湾で夜に釣りをして集めたもの。水深60mぐらいの深い場所から釣り上げると急激な水圧変化から腹部に空気が溜まってしまうため、タチウオが水深20mぐらいまで浮上してきたところを狙ったという。

タチウオの体表のグアニンは手で触れると剥がれてしまうため、できるだけ個体に触れないように反し(かえし)を潰した針で釣り上げて、船から水族館まで丁寧に輸送したそうだ。

海では小魚を追って食べているタチウオ、サンシャイン水族館では解凍した魚を生きているかのように糸を付けて動かし餌付けしているので、タイミングが合えばその様子を見ることもできるだろう。

サンシャイン水族館 飼育スタッフ 木村亮太氏

まるで発光しているかのように、ほのかに輝きゆらゆらと縦にただよう神秘的な魚。この機会に、ぜひ見ておきたい。

サンシャイン水族館

所在地:東京都豊島区東池袋3-1 サンシャインシティ ワールドインポートマートビル・屋上
営業時間:10:00~18:00(~2021年3月19日)※最終入場は終了1時間前 ※変更の場合あり
公式サイト:https://sunshinecity.jp/aquarium/
タチウオの動画:https://bit.ly/38pgLOm

(冨田格)

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