資生堂アートハウスが、美しい生活を彩るための展覧会を開催
IGNITE / 2021年1月12日 10時0分
終息の見えない「コロナ禍」の下、家の中で過ごす時間が増えたことで、これまで以上に身の回りで使う品々に関心が高まっている。
1978年にオープンした美術館、資生堂アートハウス(静岡県掛川市)で1月19日(火)から企画展「第二次 工藝を我らに 第二回展 資生堂が提案する美しい生活のための展覧会」が開催される。
■資生堂アートハウスの企画展
「工藝を我らに」は、2015年から始まった、資生堂アートハウスの企画展。この展覧会は、美術品として扱われ、日常から遠ざかってしまった工藝品を、生活の場に取り戻すための試みとして企画された。
■暮らしの中での工藝品の用い方や楽しみ方を提案
2019年に始まった「第二次 工藝を我らに」は、「第一次 工藝を我らに」の趣旨を引き継ぎ、第一次メンバーの十四代 今泉今右衛門氏(陶藝)を要に、新たに参加した漆藝の中條伊穗理氏と水口 咲氏、金工の三代 吉羽與兵衛氏。そしてガラス工藝の安達征良氏ら 5名による新作に、アートハウスが所蔵する工藝品やさまざまな道具類などを取り合わせながら、年中行事、室礼、あるいは季節ならではの場面などを再現展示。
暮らしの中での工藝品の用い方や楽しみ方を提案する。
■日常に彩を添える藝術性の高い工藝品
藝術性の高い工藝品は日常に彩を添え、それに親しみ用いる日々は、深く豊かな悦びをもたらしてくれることだろう。これまでの目まぐるしい日常の中では忘れがちだった、日本古来の伝統行事や習慣、季節の恵みをあらためて感じられる機会にもなるはずだ。
十四代 今泉今右衛門 「色絵雪花墨色墨はじき吉祥文鉢」 2020年
中條伊穗理 「デスクトップルーペ入れ」 2020年
水口 咲 「乾漆片口」 2020年
三代 吉羽與兵衛 「鉄 梅形鉄瓶」 2020年
安達征良 「硝子絹糸紋盛器 夜雪」 2020年
暮らしの中で利用される美しい工芸品を観覧してみては。
「第二次 工藝を我らに 第二回展 資生堂が提案する美しい生活のための展覧会」
会期:1月19日(火)~ 4月23日(金) <入場無料>
会場:資生堂アートハウス(静岡県掛川市下俣751-1)
※休館日・開館時間は新型コロナウイルスの影響により変更する場合もあるので、HPで確認を
資生堂アートハウス: https://corp.shiseido.com/art-house/jp/?rt_pr=trh68
(MOCA.O)
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