廃棄素材がクラフトジンに!世界初再生型蒸留所『東京リバーサイド蒸溜所』
IGNITE / 2021年2月12日 22時0分
エシカル(論理的)な生産・消費が求められる時代。まさにエシカルな酒造りを実現する、世界初の再生型蒸留所『東京リバーサイド蒸溜所』が稼働開始。
■廃棄素材を生かした酒造り
「循環経済を実現する蒸留プラットフォーム」をモットーに、新時代のジンやウィスキーを生産する蒸留ベンチャー「エシカル・スピリッツ」は、2020年に酒粕を元にしたジン2種類、余剰ビールを元にしたジン1種類と、廃棄素材を生かした酒造りをしてきた。
酒粕を元にしたジンは、日本酒生産工程の最後に生成される酒粕を再蒸留してクラフトジンを生産及び販売。その利益から酒米を酒粕提供元の蔵元に提供し、再度そこから日本酒を生産するという世界初の循環型「エシカル・ジン・プロジェクト」を始動した。
また、余剰ビールを元にしたジンとは、新型コロナウイルス感染拡大の影響で余剰となった約80,000杯分のビールを、蒸留によって特製ジンとして蘇らせたものだ。
これまでのラインナップは大変好評で、より多くのユーザーにジンを味わってほしいと、東京蔵前に『東京リバーサイド蒸溜所』を開設することになった。
将来的には、ジンだけでなくウイスキーの蒸留も計画しているそうだ。
■世界初の「再生型蒸留所」
『東京リバーサイド蒸溜所』は、廃棄素材をリユースした世界初の「再生型蒸留所」。これまで、廃棄される運命にある素材をベーススピリッツに100%使用し、蒸留酒を製造する蒸留所はなかった。
エシカル・スピリッツでは、繫がりのある酒蔵の酒や酒粕の特性を徹底的に研究し、それぞれの酒の可能性を極限まで引き出したジン造りをしていくとのこと。
また、ジンを販売した利益の一部で耕作放棄地を開墾した新米を酒蔵に送り、その新米で酒を醸してもらい、再度残った粕を引き取って蒸留酒を作る、という循環型の「エシカル・ジン・プロジェクト」を実現していく。
エシカル生産及び消費に特化した世界初の再生型蒸留所として、多様な日本酒製造蔵やビール製造蔵と協業し、多様な未活用原料を用いて蒸留酒を生産していく。ここを拠点とし、「エシカル・スピリッツ」は未来のグローバル蒸留シーンをリードしていくことを目指しているそうだ。
■月額会員も募集中
『東京リバーサイド蒸溜所』は、クラフトジン蒸溜所の設備のみならず、「エシカル・スピリッツ・バー」「シェアキッチン&打ち合わせスペース」BBQもできる屋上「アブサン・ボタニカル・ガーデン&カフェ」などを備えている。
限定クラフトジンが毎月送られてくることに加え、『東京リバーサイド蒸溜所』のイベントにも参加できる月額会員『エシカル・スピリッツ・メイト』も募集中なので、興味のある人は公式サイトを確認してほしい。
「エシカル」と「楽しい」が両立しそうな『東京リバーサイド蒸溜所』。今後の展開を、大いに注目していきたい。
東京リバーサイド蒸溜所
所在地:東京都台東区蔵前3-9-3臼井ビル1棟
ブランド公式通販サイト:https://shop.ethicalspirits.jp/
(冨田格)
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