土砂災害のない未来と豊かな森を次の世代に残そう!木のお茶「木茶」で植林を
IGNITE / 2021年3月19日 13時0分
土砂災害を防ぐには、林業によって山の木をきっちりと管理することが第一歩。そこで、防災の観点から林業に取り組む「ソマノベース」が、和歌山県の山林へ植林するクラウドファンディングに挑戦中。
パナソニック、ロフトワーク、カフェ・カンパニーが運営する、100年先を豊かにするための実験区・100BANCHで活動する「ソマノベース」は、土砂災害のない未来と豊かな森を次の世代に残したいという想いから、森林保全・環境改善の観点から林業に関わる活動を展開している。
今回、ナナナナ祭をきっかけに製作した「茶繋木」をクラウドファンディングにて販売、支援数に応じて木の植えられていない山林(和歌山県)へ植林するプロジェクトに取り組む。
■豊かな森を復活させたい!木のお茶を売った分だけ植林するプロジェクト
紀伊半島大水害により被災した経験をきっかけに、「地元から水害をなくす」をミッションとして掲げ、林業イノベーターのためのウェブメディアを展開する「ソマノベース」。現在、土砂災害のない未来と豊かな森を次の世代に残したいと、よりよい森林づくりと、防災に向けたクラウドファンディングを実施中。
今回の支援者へのリターンは、渋谷100BANCHで共に活動するプロジェクト「Hello Gin&Tonic」と「Strawmaestro」のが製作した、国産材を使用したお茶・コップ・ストローのセット『茶繋木』だ。
■日本の林業の現状について
林業はかつて日本の大きな産業の一つだった。しかし、時代の流れとともに建築材はコンクリートや鉄骨へ変わり、身近な生活用品はプラスチックなどの素材に変わり、海外の木材も多く日本へ流入し、日本の木々は居場所を失ってしまった。
木材価格の低下によって、収益は減少。 その結果、管理放棄された森が増える。そうすると、土砂災害が起こりやすくなってしまうのだ。
木の植えられていない山を無くすこと、植えた木を健康に育てるために木を間引く(間伐)等の適切な管理を行っていくことで、木々が根を張り、多くの水分を吸収できる山を増やすことができ、山の表面が崩れる「表層崩壊」のリスクを減らすことにつながる。
林業や土砂災害をより多くの人と一緒に考え、安全で豊かな生活を守っていきたい。そう考え、このプロジェクトを立ち上げたという。
■木のお茶でリラックス
今回はリターンとして、お茶・コップ・ストローのセット「茶繋木」だけでなく、それぞれ単体でも選べるようになった。リラックス・リフレッシュの時間のお供に、大切な人への贈り物に。
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