異質のディーゼルエンジンを搭載した「アルピナ D3 S」が、グランドツーリングの新境地を切り拓く
IGNITE / 2021年3月31日 11時0分
BMWの主力モデルである「3シリーズ」に、魅惑の高性能ディーゼルが追加されている。手掛けたのは、内燃機関のプロフェッショナルである「アルピナ」で、レッドゾーンまでしっかり吹け上がることを目指した、ディーゼルとしては異質のエンジンキャラクターを特徴としている。
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新型「アルピナ D3 S リムジン/ツーリング」は、3.0Lの直列6気筒ターボディーゼル+8速スポーツATを搭載し、ディーゼルとしては桁外れの最高出力である355ps/4,000-4,200rpmと、怒涛かつ洗練された最大トルク730Nm/1,750-2,750rpmを発揮する。
また、48Vのスタータージェネレーターを組み合わせたマイルドハイブリッドシステムを初採用し、低回転域におけるアクセルレスポンスを向上しつつ、最大8kW(11ps)の回生電力を駆動力へと再活用して効率性を高めている。さらにアイドリングストップの制御マナーも洗練を極める。
0-100km/h加速タイムは、リムジンが4.6秒、ツーリングが4.8秒。WLTCモード燃費は、13.2km/Lをマークしている。
足回りのセッティングもアルピナ流。4WDシステムの「xDrive」は後輪重視のセッティングとなり、アイバッハ社製のスプリングや可変式ダンパーコントロール、強化ブレーキなどを採用し、切れ味鋭いコーナリングや懐の深いクルージングを自在にコントロールする。
ドライブモードは、スポーツプラス/スポーツ/コンフォートに加え、アルピナ独自設定のコンフォートプラスも加わり、幅広い走りのキャラクターを1台で味わうことができる。
内外装の仕立ては「形態は機能に従う(Form Follows Function)」というアルピナの哲学に則ったもの。大型化されたエアインテークやリアスポイラー、伝統の20スポークアルミホイールなどが、最適化されたスポーティネスと気品あふれるエレガンスを主張する。
そのほか、アルピナ専用のステアリングホイールやスポーツシート、フルカラー・デジタルメーター、プロテクションプレートなどが奢られる。
価格はリムジンが1,078万円、ツーリングが1,117万円。日本導入モデルはすべて右ハンドル仕様となる。
(zlatan)
画像元:ニコル・オートモビルズ
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