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ニューノーマルによる行動変化で「デジタル認知症」のリスク高まる

IGNITE / 2021年4月30日 16時0分

この、ぼーっとした前頭前野を使わない状態が毎日続くと、認知機能が次第に低下し、長期的には認知症リスクを高めることが懸念されるという。

■コロナ禍で孤独感を感じる人が増えている

また同調査結果によると、コロナ禍前と比べて、「孤独感」を感じることが増えた人は4人に1人、「ストレス」を感じることが増えた人は約半数にものぼっている。

これについて川島博士は、「長期にわたるストレスや強度のストレスを受けると、記憶を司る海馬など脳に悪影響を及ぼすことがわかってきました。コミュニケーションに関する行動の減少以外に、このようにメンタル面からも認知症のリスクが高まっていることが懸念されます」と指摘している。

調査結果から、長引くニューノーマルが私たちの脳に与える悪影響が可視化された。挙げられた問題点を意識し、生活スタイルを改善していくことでデジタル認知症を予防する必要性を感じる。

最後に川島博士からのメッセージを紹介しよう。

「新型コロナウイルス感染拡大による外出自粛や行動制限で、脳の機能の維持に大切な有酸素運動やコミュニケーションの機会が減り、脳の機能低下が懸念されています。今回のアンケートからも、脳にマイナスな行動が増えるなどの変化が起きていることがわかりました。このままの生活スタイルが定着すると、脳の衰えを加速させる恐れがあります。

自宅で有酸素運動をしたり、在宅勤務でも同僚とのコミュニケーション方法を工夫したり、頻度も意識して、脳の機能を維持することを心がけてください。効果的に脳を鍛えるためには、1日10分、前頭前野を活性化させる脳トレも有効です。」

ニューノーマルの認知症対策のために: https://www.axa.co.jp/prospect/brain-training/dementia 

(冨田格)

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