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コロナ禍により取り戻した静けさ 今だからこそ味わえる白川郷の夏

IGNITE / 2021年6月3日 0時0分

コロナ禍により取り戻した静けさ 今だからこそ味わえる白川郷の夏

オーバーツーリズムの代表と言われた「白川郷」の今は、どうなっているのだろうか。

2020年11月撮影 静けさを取り戻した白川郷

■白川郷の観光を考える企業

地域の持つ文化・住民への深い理解の下、民間企業としての地域/観光振興を軸に、人材育成・観光地経営を行う「合掌ホールディングス」は白川郷特有の風情を味わうことができる夏プランをリリースした。

「合掌ホールディングス」が考える、今の白川郷の状況と、観光地としてのあり方を紹介しよう。

■失ったもの、取り戻したもの

コロナ禍の白川郷は、どのような状況なのだろうか。

コロナ禍以前の白川郷には、国内外から年間216万人(2019年白川村役場統計データ)もの観光客が訪れ、多くのメディアでオーバーツーリズム先進地として取り上げられていました。

人がごった返し、写真を撮ることに夢中になり無断で私有地内に入る観光客や、英語や中国語などの外国語が飛び交い日本でないような場となるなど、日本古来から紡いできた親しみあるのどかな風景とは言えない状況になっていました。

観光客が激減したことにより、以前は人がごった返していた通りもほとんど人が歩いていないような状況になっています。

インバウンドによるオーバーツーリズムだった当時の白川郷

コロナ禍以前の静けさを取り戻したようだ。白川郷というと「観光地」というイメージが強いが、普通に人が暮らしている住民生活圏であることを、私たち日本人も忘れがちだ。

オーバーツーリズムにより白川郷は観光客に消費され、地域が受け入れ可能な許容量をはるかに超える状況が続いていました。

昔のような静けさや生活を取り戻し、いまでは白川郷本来の姿が戻ってきています。コロナによりその地域らしさを取り戻し、観光地としてのあり方や持続可能性について考える機会となっているのではないでしょうか。

本来の白川郷の姿が戻ってきた一方、観光客が激減したことで宿泊施設や飲食店、お土産屋さんなど、経営が厳しいのも事実です。今が、適切な人数の観光客を受け入れ、白川郷の歴史や文化をゆっくりと堪能してもらうことのできるチャンスです。

■夏の白川郷の楽しみ

本来の白川郷の魅力とは何だろう。

白川郷といえば、やはり昔ながらの合掌造りです。そして合掌造りに実際に宿泊することできるのが「合掌造りの民宿」です。

これからの夏の時期は、雪景色の印象が強い白川郷とは打って変わり、緑豊かな昔話の中のような世界になります。そんな中で昔ながらの合掌造りに宿泊することで、白川郷ならではの生活にどっぷりつかることができます。

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