現存するアストン最古のモデルをオマージュした美しきロードスター

イギリスの高級スポーツカーブランドであるアストンマーティンが、現存する最古のモデル「A3」の誕生100周年を記念したトリビュートモデルを制作している。

[nextpage title=”レトロ感を現代風にアレンジ”]

一般的にA3という名称で知られる「シャシーNo.3」は、アストンマーティン創業時に製造された5台のプロトタイプカーの3番目のモデルで、ライトカー・カテゴリーにおけるスピード記録をいくつも達成している。

今回制作された「A3 ヴァンテージ ロードスター」は、老舗ディーラーのアストンマーティンHWMとビスポーク部門の「Q by Aston Martin」の手によるトリビュートモデル。往年の名車・A3をオマージュしたデザインやレトロ感を現代風にアレンジし、クラフトマンシップ溢れる仕上がりとしている。

エクステリアでは、光沢アルミニウムとブラックのスクエアメッシュを備えたフロントグリル（ヘリテージバッジ付き）をはじめ、サドルレザーストラップを備えた「No_3」刻印入りのサイドフェンダーパネル、ブロンズのブレーキキャリパーなどが採用されている。

インテリアの仕立ても、レーシングスピリットとノスタルジーを刺激する。スポーツシートはマイクロパフォーレテッド仕上げの縦溝タイプとし、その他にも真鍮から鋳造したロータリースイッチや、エンボス加工のヘリテージAston Martinロゴなどを採用。リアの収納スペースに刺繍されたAston Martinスクリプトは、1921年当時と同じスクリプトを採用している。

今回のモデルは、全世界でわずか3台のみが制作されるという。

（zlatan）

画像元：アストンマーティン・ジャパン