伊豆熱川温泉と伊豆高原の2つの旅館で演出料理「噴湯盛り~紡~」開始
IGNITE / 2021年7月21日 0時0分
旅先での食事は楽しみのひとつ。「目と舌で楽しめる料理」が2つの旅館で始まった。
大正2年より伊豆にて旅館を運営する玉翠館。運営する3つの施設のうちの2つ、「奥熱川 奈良偲の里 玉翠」と「伊豆高原 大室の杜 玉翠」で、新しい演出料理「噴湯盛り~紡~」を開始した。
■「噴湯盛り」とは
(奈良偲の里 玉翠「噴湯盛り~紡~」)
本店の「源泉湯守り 玉翠館」において、「噴湯盛り」という、料理とその演出が人気。
「噴湯盛り」は、熱川温泉の名物である噴湯をモチーフにした木製の噴湯を設置し、意匠登録もしているオリジナルの器。その噴湯にドライアイスを入れ、目の前でお湯を入れると、湯けむりを彷彿とさせる水蒸気が発生するという演出だ。
この伝統を踏襲すべく、姉妹館の「奈良偲の里 玉翠」、「大室の杜 玉翠」においても特注の器を製作し、新しい「噴湯盛り」、「噴湯盛り~紡~」を開始した。
■噴湯盛り~紡~の由来
(大室の杜 玉翠「噴湯盛り~紡~」)
今回の噴湯盛り「噴湯盛り~紡~」は、玉翠の創業の地である、坂に富んだ熱川温泉の地形をイメージ。先代達からの料理、温泉への思いを紡ぐという意味も込め、「噴湯盛り~紡(つむぎ)~」と命名した。
■「玉翠」と「目と舌で楽しめる料理」
(源泉湯守り 玉翠館 元祖「噴湯盛り」)
玉翠は、「目と舌で楽しめる料理」をコンセプトとし、それを追求し続けている。これは、玉翠の生い立ちに大きくかかわる。
今から約百年前、大正3(1914)年に玉翠館は、熱川の海岸線沿い、現在の道灌の湯付近にて産声をあげた。その20年後、紆余曲折を経て、熱川の坂の上、現在の駅前に移転。海は、伊豆旅行に期待することの一つであり、新天地に移ったものの、海岸線から離れてしまったことは、宿にとってとても厳しいこと。
海、温泉、料理。海がないなら、温泉と料理にこだわり抜くことを決意した。しかし、新鮮な海の幸を使用した豪快な伊豆料理、『味』だけでは、他の旅館との違いが創れない。そこで、『目』でも楽しめるよう、器や演出にもこだわった。
その一つが、熱川温泉の名物である、温泉やぐらをモチーフにした噴湯盛りだ。
■奥熱川 奈良偲の里 玉翠
「奈良偲の里 玉翠」は、伊豆熱川温泉の温泉地から離れた奥熱川に佇む、全13室の湯宿。
和風庭園と竹林庭園、2つの庭園を有し、自然を眺めるだけでなく、身をその中に置いて寛ぐことをコンセプトとしている。
自家源泉から湧出する豊富な湯量で、全客室、大浴場は源泉かけ流し。
所在地:静岡県賀茂郡東伊豆町奈良本39-1
https://www.gyokusui.jp/
■伊豆高原 大室の杜 玉翠
「大室の杜 玉翠」は、伊豆高原の高台から海を臨む、全9室の宿。旅館古来の伝統“クラシック”と、プライベート感溢れる洗練された雰囲気“モダン”の調和を目指す。
全ての客室は、オーシャンビュー源泉かけ流し露天風呂を完備し、本店の創業より一世紀以上こだわり続けている「湯守り」による温泉管理技術を堪能できる。
所在地:静岡県伊東市八幡野1357-10
https://omuro.gyokusui.jp/
「源泉湯守り 玉翠館」とあわせて、3つの旅館の「噴湯盛り」料理を堪能してみたい。
噴湯盛り~紡~:https://www.gyokusui.jp/databox/data.php/topics_20210628_tsumugi_ja/code
(MOCA.O)
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