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京都・THE THOUSAND KYOTO屋上で進む、都市養蜂プロジェクト

IGNITE / 2021年7月29日 9時0分

京都・THE THOUSAND KYOTO屋上で進む、都市養蜂プロジェクト

見えないところで始まっている、大きな意味のあるプロジェクト。

■京都のホテル屋上で「都市養蜂プロジェクト」

京阪ホテルズ&リゾーツは、京都のホテルでは初めての取り組みとなる「都市養蜂プロジェクト」を始動した。

2021年5月に京阪グループのフラグシップホテルである「THE THOUSAND KYOTO(ザ・サウザンド キョウト)」の屋上に巣箱を設置し、約10,000匹のセイヨウミツバチを迎えた。

「都市養蜂プロジェクト」は「京阪版SDGs」である「BIOSTYLE PROJECT」の趣旨を踏まえた取り組みだ。

まず、「環境貢献」として、都市部における生物多様性、生態系循環などに一定の役割を果たしている「ミツバチ」を京都駅前に立地する建物屋上で飼育することで、都市の緑化、生態系の維持に貢献することを目指す。

そして、副産物として採れた「はちみつ」をホテルにおいて販売することや、レストランのメニュー、スイーツ商材の新たな開発を目指し、文字通り「地産地消」となることを目指している。

■花粉を媒介するミツバチの役割とSDGsへの貢献

ミツバチの役割

植物は種子を作り世代を新たにするために「受粉(pollination)」を昆虫の活動に託している。その役割を担う主な昆虫の代表格がミツバチで、香りに誘われ花を訪れ、蜜を吸っている間に体に付着した花粉を他の花へと運ぶ。植物の生育と繁栄になくてはならない存在だ。

SDGs17の目標との関連性

「目標13 気候変動に具体的な対策を」

ミツバチを育てることで、植物が繁栄し、植物は二酸化炭素を吸収し酸素を生み出すという連鎖につながる。

「目標15 陸の豊かさも守ろう」

ミツバチを育てることで、植物の受粉がなされ、結果的に生態系、生物多様性が維持されることにつながる。

日常の生活の中で意識することはあまりないが、実はミツバチの働きは地球環境に対して大きな役割を担っていることが分かる。このプロジェクトの副産物である「はちみつ」を購入したり、「はちみつ」を使ったメニューを食べることで、SDGsへ貢献したいものだ。

THE THOUSAND KYOTO(ザ・サウザンド キョウト)

所在地:京都市下京区東塩小路町570番
公式サイト:https://www.keihanhotels-resorts.co.jp/the-thousand-kyoto/

(冨田格)

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