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山口県で仕事をしながら旅する非日常を体験「山口型ワーケーション」始まる

IGNITE / 2021年8月5日 10時0分

山口県で仕事をしながら旅する非日常を体験「山口型ワーケーション」始まる

地元の魅力をアピールして、ワーケーション誘致に注力する自治体が増えている。

関門海峡

■「山口型ワーケーション」を推進

山口県は、豊かな歴史や四季折々の豊かな自然に恵まれている地の利を生かし、リフレッシュしながら、充実したワーケーションを実現する「山口型ワーケーション」を推進している。

ウェブサイト「山口県テレワーク・ワーケーション総合案内サイト」と、山口宇部空港内に「やまぐちワーケーション総合案内施設『YY! GATEWAY』」をオープンし、山口県の魅力を体験できるワーケーション実施に向けたサポート体制の充実を図っていく。

■「山口型ワーケーション」が目指すところ

コロナ禍を契機に、東京都23区の就業者のテレワーク実施率が大幅に増加し、場所や時間にとらわれない新しい働き方が普及。それにつれて都市部においては、地方移住への関心が高まっている。

山口県では、こうした動きを捉えて、「山口型ワーケーション」を提案し、山口県の持つ、産業・歴史・自然・地域等の資源を生かす取り組みを進めている。

村岡嗣政知事は8月3日に山口宇部空港で行われたプレゼンテーションの中で、「生産性の向上やイノベーションの創出につながる、企業目線に立ったプログラムを提供する『山口型ワーケーション』を推進していく」と述べている。

非日常体験や観光等を組み合わせたプランをはじめ、ゆくゆくは「山口型ワーケーション」として、業務の合間の気分転換に山口県内で起業した人との交流や、山口県内企業を視察する交流プランなど、個々の働き方のニーズに合わせたプランを提供していくとのこと。

また最終的には、企業ごと山口に誘致して、地方に移住しながら都会と同じように働く「転職なき移住」を実現していくことで、山口県への新たな人の流れの創出・拡大を図りたいと考えているそうだ。

角島大橋

■「山口型ワーケーション」の入り口

オープンしたウェブサイト「山口県テレワーク・ワーケーション総合案内サイト」では、県内のワーケーション対応宿泊施設や、テレワークができるワーキングスペースを網羅して紹介。エリアやフリーワードで検索できるので、山口県でのワーケーションを考えている人は、事前のプランニングに大いに活用できそうだ。

瓦そば

また宇部空港内の「やまぐちワーケーション総合案内施設『YY! GATEWAY』」では、コンシェルジュを2名配置。山口県でのワーケーションに関する情報案内や、受付・相談対応などを行い、利用者ニーズに応じたプランなどのコーディネートを実施する。

また、コワーキングスペースを設置しているので、空港到着後・出発前のリモートワークの場として利用できる。個別ブースもあるので、会議やセミナー等で利用することも可能だ。

仕事をしながら、少し腰を据えて滞在するワーケーションは、旅行するだけでは見えてこないその土地の魅力に触れることができる。働き方改革が進む今、自分にもっともしっくり来る土地で仕事することを選択できるチャンスなのかもしれない。

岩国寿司

やまぐちワーケーション総合案内施設 「YY! GATEWAY」(ワイワイ! ゲートウェイ)

所在地:山口県宇部市沖宇部625番地 山口宇部空港 国内線ターミナルビル2階
利用料金:無料

山口県テレワーク・ワーケーション総合案内サイト:https://yamaguchi-workation.com/

(冨田格)

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