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滋賀・長浜が抱える空き家問題の解消を目指す民泊プロジェクトを実施中

IGNITE / 2021年8月5日 12時0分

滋賀・長浜が抱える空き家問題の解消を目指す民泊プロジェクトを実施中

鮎釣りで有名な滋賀県長浜市木之本町川合。

大自然に囲まれたのどかな町を悩ませる問題を解決するためのプロジェクト『空き家の再利用で400人の町を救いたい!』を紹介しよう。

クラウドファンディングCAMPFIREにて、8月8日まで実施中だ。

■町を悩ませる空き家問題を建築の分野から解消

山口建築は、近江のまち「滋賀県」で、昔ながらの日本の建築文化を残し、後世に伝えていきたいという思いから、「空き家の買い取りや再利用、販売」「古民家の改修」などの取り組みを行っている。

滋賀県長浜市木之本町川合の、とある一軒家。裏には高時川が流れ、見晴らしの良いこの家は、もうずいぶん昔から空き家になっていたそうだ。この地域には、158軒、約400名の人が住んでいるが、うちの20軒(約12%)は空き家となっており、10年後には40軒(約25%)が空き家になると予想している。

今回「人口減少による空き家問題」を建築の分野から解消すべく、民泊プロジェクトを立ち上げた。

■リモートワークの環境としても最適な一軒貸し切りの民泊施設として再利用

滋賀県の湖北地域は文化史跡やアウトドア施設も多く、行楽シーズンの見どころも豊富で、年間通してどの季節に訪れても楽しめる地域。

長浜市木之本町川合の物件は、窓から見える景色がすばらしく、高時川で捕れる鮎も絶品であることから、民泊施設「鮎はうす」として再利用し、地域の活性化につなげていきたいと考えた。

鮎はうすは、一軒貸し切りの民泊施設。1階には高時川を一望しながら、バーベキューが楽しめるテラスを設置した。将来、田舎に住んでみたいと思っている人の田舎暮らし体験や、移住のための住居の相談にも対応する。

Wi-Fiも設置予定のため、ワーケーションやリモートワークの環境としても最適だ。

また同社では、若手の職人の育成や、大工体験を通して建築の分野に興味関心を持ってもらえるよう、イベントも行っている。

先日は「鮎はうす」にて、大工体験と「天然鮎、鹿肉のバーベキュー」を実施。

天井張り体験の様子

鮎はうすのオープンに向けての改修工事とともに挑戦しているクラウドファンディング。

返礼品としては、「高時川の天然鮎」を用意。水質が良好な高時川で育った鮎は、程よい脂身が絶品だ。

他にも低カロリーで高たんぱく、鉄分も多く含まれている、湖北地域で捕れた「鹿肉」や、市場には出回らない希少な「小鹿の脚」など用意している。

人口減少により、深刻化しているといわれる空き家問題。今回のプロジェクトは、解決に向かう一つのきっかけになりそうだ。

『空き家の再利用で400人の町を救いたい!』
https://camp-fire.jp/projects/view/407387

(Goto)

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