模様替えのシミュレーションできるARアプリをリクルートが公開
IGNITE / 2021年9月29日 17時0分
最新の技術は使いこなしてこそ意味がある。
■ARで部屋の模様替えをシミュレートする
リクルートの研究開発組織「アドバンスドテクノロジーラボ(ATL)」は、iPhoneやiPadPro搭載のLiDARスキャナを活用した部屋の模様替えAR(拡張現実)アプリ『AR Room Simulator』を、9月22日(水)より一般公開した。
「ATL」は、多くのサービスを持つリクルートの中で、新しい技術の開拓や次のトレンドをいち早く察知し未来のサービスに生かせるソリューションを生み出す部署。
『AR Room Simulator』は、起動後に室内へカメラを向けるとLiDARスキャナにより床や壁を認識し、壁紙や床材を張り替えてARで表示するというもの。椅子や机を置いてみるなど、模様替えした室内の様子を簡単に素早くシミュレートすることができる。
■一般向け公開に至る背景
LiDARセンサーとは「Light Detection And Ranging(光による検知と測距)」の略で、センサーからレーザー光を照射し対象物で反射してセンサー部に返ってくるまでの時間から、対象物との距離が計測できるセンサー。
この技術は巨大構造物や建造物の計測に利用されてきたが、近年では自動車の自動運転のセンサーとしても用途が拡大されている。
LiDARセンサーを利用した「LiDARスキャナ」が、2020年発売のiPadProおよびiPhone12Proからタブレット・スマホに搭載されるようになった。大型で高額な機械を間作動させなければならなかった3次元形状の計測が、誰でも手軽にできるようになったのだ。
そこでATLでは、誰もが3次元形状を計測できる時代が到来した時に、どのような価値が提供できるかの検証を行い、その結果、技術的に実現可能であること、さらにコロナ禍で“在宅時間”が増える中、生活の充実に役立ててほしいとの思いから、『AR Room Simulator』の一般公開に至った。
■『AR Room Simulator』の特長
「壁紙の変更(4種類)」「床材の変更(4種)」「机、椅子の変更(各3種類)」のシミュレーションを行うことができる。
技術的には、壁紙や床材の貼り方が自然に見えるよう、方向の推定を行うことがポイントだったという。さまざまな工夫や修正を加えていくことで、リアリティーをもって「部屋」と認識できる表現を可能にした。
「アドバンスドテクノロジーラボ(ATL)」の担当、布村壮太氏のコメントを紹介しよう。
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