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問屋街の新たな試み、自慢の逸品が揃う「いっぴんいち@日本橋問屋街」開催

IGNITE / 2021年10月13日 7時0分

問屋街の新たな試み、自慢の逸品が揃う「いっぴんいち@日本橋問屋街」開催

問屋街で自慢の逸品を購入できるチャンス。

■日本橋問屋街で「いっぴんいち」

「みんなの逸品を一品持ち寄る」というコンセプトのもと、2016年より、調布、虎ノ門、南青山などの都内各所で11回開催している「いっぴんいち」。出店者が自信のある逸品を1種類に絞り、その商品のこだわりを来場者と会話することで、まちにファンを増やしていく。多い時では3000人にも及ぶ集客となったこともある。10月16日(土)~10月24日(日)までの期間、「いっぴんいち@日本橋問屋街」を開催する。

日本最大の衣料品の現金問屋街である馬喰町問屋街・横山町問屋街では、商環境の変化や問屋の承継、不動産会社による開発が課題となっている。

そこで横山町馬喰町街づくり会社が主体となり、課題解決に向けた取り組みを開始。2017年には中央区と街づくり会社の要請を受けてUR都市機構がコーディネートに入り、「+PLUSLOBBY日本橋問屋街」をはじめとする土地の有効活用が進んでいる。

「いっぴんいち@日本橋問屋街」は期間中の9日間、+PLUSLOBBY日本橋問屋街を中心とした日本橋問屋街エリアにて出店者ごとに自信のある逸品を販売できる機会をつくる。

■事業を実現し継続する、新たな公募の形

今年4月には、まちに根付く事業者を募集する「日本橋横山町・馬喰町エリア参画推進プログラム」が始まった。

これは、一般的に行われてきた「公募」という形式では発掘することが難しかった、アイデアや想いのある中小事業者が事業を実現し、継続できるように計画をサポートする創業支援の仕組み。

エントリーした事業者は書類審査と面談審査を通過すると、専門知識をもつメンターによる個別相談「メンタリング」に加え、事業の事前検証やテストマーケティングを実施できる現地での実証実験の機会を得ることができる。

現在11組の事業者が事業計画を中心にメンタリングを実施。11月1日に最終プレゼンテーションを行い、最終的にWebサイトに掲載している3物件にて、少なくとも3組が選ばれ来春にまちで事業化を図る予定だ。

「いっぴんいち@日本橋問屋街」には、「日本橋横山町・馬喰町エリア参画推進プログラム」に応募した事業者のうち有志が出店。市場ニーズの調査の機会を得て、飲食店、アパレル店、体験型のサービスなどの事業の具体化を目指す。

焼き芋や焼き菓子などの販売やセミオーダーのアパレルの試着、ダンス教室、電動トゥクトゥクの試乗などの出店を予定している。

普通に生活していると縁のない問屋街で、逸品ショッピングが楽しめるチャンス。新しいビジネスと出会える場にもなりそうで、楽しみが多いイベントだ。

いっぴんいち@日本橋問屋街

会場:日本橋問屋街エリア(日本橋横山町および日本橋馬喰町)
日本橋横山町・馬喰町エリア参画推進プログラム:https://hello-renovation.jp/nihonbashi

(冨田格)

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