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不動産内見をアップデート、ロボット活用で「住み心地」を見える化する

IGNITE / 2021年10月18日 20時0分

不動産内見をアップデート、ロボット活用で「住み心地」を見える化する

不動産選びの悩みを、コミュニケーションロボットの導入で解決する、そんな新たなサービスがスタートする。

新しい物件を探している人の悩みと多いのは、内見したとしても時間帯によって変化する「明るさ」や「騒音」については判断が難しい、というもの。

そんな悩みを解決すべく、物件を所有する不動産会社と、物件の購入希望者が、不動産仲介会社を介さずに直接売買ができる新しい物件の買い方を提供している不動産直販サイト「FLIE(フリエ)」は、ロボットやIoTプロダクトを企画・開発するユカイ工学のコミュニケーションロボット「BOCCO emo」(ボッコ エモ)を11月よりサイト上の一部掲載物件に設置。

■内見では分からない物件の「明るさ」「騒音」

「BOCCO emo」のセンサを活用することで、短い内見時間だけでは判断ができない部屋の明るさと騒音を24時間計測。「FLIE(フリエ)」の物件情報ページに、物件ごとの「明るさ・騒音」の表示機能を導入する。

■11月から試験的に導入予定の機能

明るさの計測・表示

一日の中でも時間帯によって大きく変化する日当たり。「BOCCO emo」のセンサ機能により、部屋の明るさを24時間計測しサイト上の物件紹介ページに掲示。時間帯ごとに5段階のアイコンで表示する。

騒音の計測・表示

物件周辺の騒音は内見では判断が難しい項目の一つ。「BOCCO emo」のセンサ機能により、車や電車などの交通音、道路を通る人々の声、近隣の生活音など、一日を通した騒音を24時間計測しサイト上の物件紹介ページに掲示。時間帯ごとに5段階のアイコンで表示する。

さらに将来的な展望としては、「温度」「湿度」など、ユーザーが気になる新たな項目の計測掲示を目指す。また、内見時に「BOCCO emo」を通して物件案内スタッフとその場で対話を可能にする、オペレーターによる内見サポート機能やチャットボット機能の導入を検討している。

失敗しない不動産選びが在宅で完結できる日が来るのも、そう遠い未来のことではなさそうだ。

  不動産直販サイト 「FLIE」:https://flie.jp/
「BOCCO emo」:https://www.bocco.me/

(冨田格)

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