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東京・蔵前の文具店「カキモリ」が世界に発信する『新たのしく書く道具』

IGNITE / 2021年10月23日 16時0分

東京・蔵前の文具店「カキモリ」が世界に発信する『新たのしく書く道具』

カフェが雑貨屋が立ち並び、「ものづくりの街」といわれる東京・蔵前の人気店、カキモリに新しいアイテムが登場。

ほたかが運営する、書くきっかけを作る文具店「カキモリ」より、書くことがもっと楽しくなる「新たのしく書く道具」が11月9日に発売を開始する。

デジタル化で書く機会が減り、書くことが少し特別な時代になった。これからのスタンダードな書く道具をプロダクトデザイナーの小泉誠氏と考え抜き、日本全国の伝統工芸や工場と協業して出来上がった。

■カキモリの挑戦

カキモリは2010年に東京蔵前にて「書くきっかけをつくる文具店」として小さなお店をオープンした。表紙、中紙、リングや留め具を選んで作れるオーダーノートや、一滴ずつ混ぜて色をつくるオーダーインクなど特色のあるサービスの体験を求め世界中から多くの愛用者が来店する。

「monocle」「コンデナスト・トラベラー」など海外有力メディアに掲載され、コロナ禍以前はインバウンド比率が25%を超えていた。しかし、コロナ禍で店舗に頼ったビジネスが裏目に出て失速。これまでのやり方を改め、次の10年を見据えた「書く道具」を作り、オンラインや卸売を通じて世界中に届ける挑戦を決意した。

■この時代にあえて「書く道具」を作る背景

コロナ禍でデジタル化がさらに進み、日々生産性や合理化も求められる中で、非合理的だけど心を楽しませる「レコード」や「コーヒーグラインダー」、「焚火」が人気を集めている。

手書きも同じ文脈で、多くの手書きはデジタル化される反面、真逆でアナログな「万年筆」「インク」「ガラスペン」が人気になりつつある。カキモリは日々のユーザーとの接点で、この傾向は特に海外で強まっていることを感じていた。これらの背景から、ストーリー性が高く感性に訴えるような日本製の文具を新たに作ることにした。

■これからの「書く道具の定番」

自分たちが心から使いたいと思える道具を追い求め、ガラスのインクボトル、ペンレスト、ペン先とペン軸を作った。

どれも書く人と共に豊かな時間を積み重ね、いつしか素敵な古道具となれるような飽きのこない道具だ。シンプルだけどどこかユニークで、カキモリらしさを感じられる仕上がりになった。”たのしく書く道具の定番”いわばカキモリの<ベーシック>だ。

■生産者とのものづくりストーリーも

さらに今回のものづくりを通じて改めて日本の素晴らしい生産者や作り手に出会ったことから、生産者との取り組みを広く伝えることもスタート。

Webの商品ページでは、生産者の名前を明記し、彼らとのストーリーを読みものにすること。そんな小さな積み重ねが日本の素晴らしい生産者の喜びに繋がり、その輪が広がっていくだろう。

手書きの良さを再認識できる文具で想いを綴ろう。

特設ページ
https://kakimori.com/pages/2021autumn

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