非常食を希望食に。災害時ポータブル電源で作るレシピ・LIFE PLATE

災害時に、電気を使って美味しく生き抜くためのレシピ集。

■次世代ポータブル電源の可能性

2017年設立、ポータブル電源の最先端を駆けるスタートアップ企業「EcoFlow Technology（エコフローテクノロジー）」。

次世代のポータブル電源は、趣味から産業、災害時と幅広いエネルギー供給環境を改善し、人々の活動に不可欠な電力エネルギーを提供することで、新たな生活環境や業務活動の機会を生み出す。

「EcoFlow Technology Japan」は、災害による停電発生時の食体験をアップデートし、ポータブル電源が実現する新しい防災の可能性を発信するため、これからの非常食レシピ『LIFE PLATE』を開発・公開した。

■｢非常食を、希望食に。｣

近年日本では、台風や地震などの自然災害による停電被害が多発している。アウトドアでの用途が一般的と思われているポータブル電源を活用することで、停電時でも電子レンジやトースターを稼働させることができるため、美味しくて温かい食事をつくることが可能になる。

｢非常食を、希望食に。｣というコンセプトのもと、防災食アドバイザーの今泉マユ子氏の監修で、これからの非常食レシピ『LIFE PLATE』を開発・公開した。

大規模災害の発生時、インフラ復旧までの数日間をどう過ごすかが、防災の観点で重要になる。『LIFE PLATE』 は、｢時短｣｢節水｣｢ありもの利用｣という3つの特徴を持ち、また各メニューも｢常備菜として一週間保存できる｣｢体温を上げ免疫力を高める｣など、停電発生時の生活者の課題に応えるものとなっている。

ワンボウル・ペペロンチーノ

必要な栄養を摂ることだけが目的だった非常食に対して、『LIFE PLATE』は栄養摂取だけでなく、被災時に落ち込みがちな気持ちを温かい食事を通じて少しでも前向きなものにすることを目的としている。

ほほえみのカラメルプリン

■『LIFE PLATE』メニューの一例

タイムカプセル温サラダ ～1週間、冷蔵保存できる「災害常備菜」～

災害が起きてからでもつくれる備蓄食。ありものの野菜を使い、酢の作用で保存効果を高めた万能のピクルスサラダです。

+1℃ジンジャースープ ～食後６時間の免疫を上げる保温食～

保温は、もっとも手軽な防災手段。体温が１℃低下すると、免疫力は約30%も下がってしまうと言われている。加熱することでからだ全体を芯から温めてくれる生姜を使った「保温食」。

ワンスプーン・チーズリゾット ～一食分のエネルギーを満たす濃厚な一口～

大きなストレス下で生活をする災害時は、通常時の1.4倍~2倍のカロリーが必要と言われている。食欲不振に陥ることも多い災害時、簡単かつ一口でしっかり栄養補給ができるチーズリゾット。

『LIFE PLATE』のサイトには、さらに様々なレシピが公開されている。平時に作ってみて、作り方を身につけておくと、災害時にも慌てず対処できそうだ。万が一のことが起きても、生き抜くための準備はしておきたい。

『LIFE PLATE』：https://jp.ecoflow.com/pages/ecoflow-lifeplate

（冨田格）