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安藤忠雄設計「瀬戶内リトリート⻘凪」の食事がフルリニューアル

IGNITE / 2021年11月18日 19時0分

安藤忠雄設計「瀬戶内リトリート⻘凪」の食事がフルリニューアル

大人のためのスモールラグジュアリーホテルの食事が、フルリニューアル。

■凪に静を知る「MINIMAL LUXURY」

食の「今」を生み出し続けるシェフとホテルプロデューサーが、地域の食材を駆使して新たな食体験をプロデュースする「ディオニソス」社は、プロデュース第一弾として、安藤忠雄氏建築の全7室オールスイートのスモールラグジュアリーホテル「瀬戸内リトリート青凪」の料理をフルリニューアルした。

“伝統・郷土・創造”を掛け合わせ、旅先の地域に根付いた食を発見するとともに、思い出となる食体験を提供する。

この「ディオニソス」のコンセプトに先駆けて具現化する「瀬戸内リトリート 青凪」は、極限までそぎ落としたシンプルな設計の中で四季折々の自然の移ろい、空と光の恩恵そして雄大な瀬戸内海を肌で感じることができる唯一無二のリゾートホテル。

そんな滞在でのハイライトの一つとなるのは、瀬戸内の豊かな海の幸、山の恵みの旬を詰め込んだ食のひととき。

地域に受け継がれてきた和の食文化に感謝を称しながら、創造的なプレゼンテーションを盛り込んだ料理を提供する。青い空と海に身をゆだね、凪に静を知る「MINIMAL LUXURY」。特別な献立から、秋と冬のメニューの一部を紹介しよう。

■愛媛の四季を詰め込んだ海の幸、山の恵

夜の食事は、愛媛の豊かな海、豊かな土壌の四季の移ろいを表現し、和食を軸としながら洋の要素を取り入れ、箸で食べるコース仕立て。

白甘鯛 蕪

旨味のギュッと詰まった白甘鯛を皮目をパリパリに仕上げ、揚げネギの食感と香りを重ねた。出汁で炊いた愛媛県産蕪のソースに銀杏と実山椒の香りを添える。

河豚 炙りと煮凍り

軽く炙り、旨味を引き出した愛媛県河豚の刺身に薬味を散らし、手絞り橙酢の自家製ポン酢ジュレを添えた。

鱧 松茸

愛媛県長浜産の鱧をサッと火入れした焼霜に焼き松茸と松茸ピューレで松茸の豊潤な香りを重ねた。旨みを閉じ込めた鱧出汁を添えて。器は愛媛県伊予郡砥部町伝統の砥部焼を使用。

鰆 檸檬 蜜柑

愛媛県八幡浜産の檸檬、檸檬の葉を加え爽やかな香りを移した漬けだれに愛媛県八幡浜産の鰆を漬け込み、弱火で火入れした。

フィンガーライムの清涼感も程よいアクセント。鰆の旨みを口当たりのまろやかで香り高い柑橘ソースが包み込んだ愛媛県の陸と海の恵が出会った逸品。

瀬戸内海の自然、安藤忠雄氏の建築、そして食の楽しみ。大人の静かな時間を楽しみに訪ねてみたい。

「瀬戸内リトリート青凪」

所在地:愛媛県松山市柳谷町794-1
公式サイト:https://www.setouchi-aonagi.com/

ディオニソス:https://dionysos.jp/

(冨田格)

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