『オルタナティブ! 小池一子展』広告ポスター・書籍・雑誌など貴重な資料を約200点展示
IGNITE / 2022年1月26日 12時0分
日本のクリエイティブ領域を半世紀以上にわたり牽引し続ける、小池一子さんの軌跡に迫る展覧会が開催中だ。会場は東京・外神田にあるアートセンター「3331 Arts Chiyoda」。3月21日(月・祝)まで開催される。
『Japanese Coloring』書籍 1982年(リブロポート) AD.田中一光
「オルタナティブ! 小池一子展 アートとデザインのやわらかな運動」「オルタナティブ! 小池一子展 アートとデザインのやわらかな運動」では、小池さんの仕事を「中間子」「佐賀町」と名付け、大きく2部構成で紹介する。
「中間子」では、1959年以降に小池さんが手がけた広告ポスター、書籍、雑誌など貴重な資料200点以上を展示。
「佐賀町」では、新進作家を支える場として小池さんが1983年に開設した“オルタナティブ・スペース”「佐賀町エキジビット・スペース」で見出してきた横尾忠則さん、森村泰昌さん、大竹伸朗さんなど作家20名の80〜90年代の作品約40点を展示する。
同会場では、映像ディレクター・小松真弓さんによるインタビュー映像を上映。立花文穂さん、杉本博司さん、小柳敦子さんらが「人間・小池一子」について語り合う。
また、地下1階のsagacho archivesにて内藤礼による作品「《地上にひとつの場所を》1991/2022」を公開する。鑑賞は事前予約制となるので注意を。
そのほか館内では、小池さんの教え子達が制作するファッションやデザインなどの商品を販売する「ブティック」と、小池さんの著書等を自由に閲覧できる「アーカイブ」を併せ持った「アーカイブティック Archi-boutique」も開設する。会期中は巻上公一さんによるパフォーマンス(事前予約制)やトークなどさまざまなイベントも開催する。
展示I.「中間子」エリア 編集、執筆、翻訳、コピーライト、キュレーション「中間子」とは、日本初のノーベル賞受賞の主題に着想し、何かと何かを結びつけて新しい価値を生むという小池さんの仕事の象徴として選んだ言葉だ。
デザインやアート、そのものではないが創作に関わる共作を”見える化”する意図を込め、クリエイティビティ溢れる活動をアーカイブ資料を中心に展観する。
『Japan Design』書籍 1984年(リブロポート) AD.田中一光
「PARCO感覚。」広告 1972年 AD.石岡瑛子 I.山口はるみ P.操上和美
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