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銀座蔦屋書店|若き現代アーティスト・猪瀬直哉氏が描く「ユートピア」の個展開催中

IGNITE / 2022年4月30日 9時0分

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ゴールデンウィーク中、東京都内にいる人は銀座へ出かけてみるのはどうだろう。銀座 蔦屋書店内のギャラリー「THE CLUB」にて、猪瀬直哉氏の個展「The Utopia Chapter 6」が開催中。会期は6月11日(土)までで、同氏のTHE CLUBでの個展は4度目となる。

“ユートピア” ―それはバビロニアのバベルの塔のように、何世紀にもわたり伝えられてきた、人間の傲慢性を象徴する寓話のひとつだ。同展覧会では、猪瀬氏が創り出す架空の世界にある“ルーメン美術館”に所蔵される、ユートピアに関する数々の作品や歴史に迫る。


(写真:Naoya Inose, Euphoria, 1864, Emmett Edwards, 2021, Oil on Linen, 76×101cm, ©THE CLUB)

様々な絵画様式で“ユートピア”を描く

14世紀から21世紀に至るまで、長らく画家のモチーフとなってきたユートピア。そのミステリアスな景観は、古い書物から現代に至るまで多岐にわたり人々を魅了してきた。神話としてなのか、現実にあったことなのか、謎多きユートピアで一体何が起こり、現在どのように捉えられているのか。

猪瀬氏は今回の展覧会について次のようにコメントする。

「架空とされる事物をこれまで何世紀にもわたり、画家は描いてきました。このような寓話に見られる人間の傲慢性を1からフィクションで創作してみたいと思ったことがきっかけで、このシリーズができました。

こういったアプローチは、映画ではよく見受けられます。擬似ドキュメンタリー的な側面の強い表現方法を元にし、人々が彼らにとって都合の良い建造物を作り、自然が耐えられなくなって見捨てられてしまう。長い時代を通してまた、違う視点を持ってネガティブに、またはポジティブに描かれた作品群をご鑑賞いただきたいです」

Naoya Inose, The Construction, 1534, Edward Clarke, 2021, Black ink and watercolour on wooden panel, 41×30.5cm, ©THE CLUB

Naoya Inose, Locus Amoenus, Reference work, 2021, Acrylic on Canvas, 70×100cm, ©THE CLUB

新進気鋭の油絵画家「猪瀬直哉」

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