スイスの高級複雑時計ブランド「ピエール・ドゥロッシュ」の年次カレンダーモデル登場

スイスの高級複雑時計ブランド、「Pierre DeRoche（ピエール・ドゥロッシュ）」の2022年新製品「GrandCliff Annual Calendar（グランドクリフ・アニュアルカレンダー）」2型を、6月より販売開始。

複雑機構であるアニュアルカレンダー（年次カレンダー）の魅力を見てみよう。

コンプリケーションへの新しいこだわりを見せつける、新モデル アニュアルカレンダーの復活

1980年、今はもう存在しないデュボワ・デプラ社が、腕時計ではおそらく世界で初めてのアニュアルカレンダーを発表。それから40年、デュボワ・デプラ社とピエール・ドゥロッシュがそのノウハウを結集し、この繊細な複雑機構をさらに洗練されたものとして蘇らせた。

シンプルな紳士用とエレガントな婦人用を揃えた「グランドクリフ・アニュアルカレンダー」コレクションは、コンプリケーションのスペシャリストとしてのピエール・ドゥロッシュをより際立たせている。

カレンダーによる日付表示

時計の日付機構は、その複雑さの点で大きく3段階に分類できる。

31日未満の月がある度に修正が必要な他の時計と違い、アニュアルカレンダーは365日のうち364日を正確に表示し、年に一度、3月1日にだけ修正する。そして、時計製造の最高傑作とされる永久カレンダーは、閏年を含めて1年中正確に日付を表示。

デュボワデプラモジュールを搭載した今回の2つのモデルは、リューズによる素早い日付修正と、コレクターボタンによる素早い月修正が可能。大きな径の日付ディスクを搭載できる32ミリ径の機構を採用することで、余裕のある日付表示を実現し、アニュアルカレンダーが読みやすい。

グランドクリフのアニュアルカレンダー、本質的なエレガンス

今回のモデルは、2005年に発表されたコレクションに続く、グランドクリフの新しいメンバー。

薄型で、直径も42.5ミリから41ミリへとわずかに小さくなった新しいケースは、美学的コードに基づいたラウンドシェイプとラグのデザインを採用し、完璧な落ち着きと上質のエレガンスを永続させる。

シルバーのアプライドインデックスを配し、ベルベットのような背景を持つ陰影のあるブラックダイヤルは、アニュアルカレンダーのコンプリケーションを見事に際立たせている。

3時位置にはゆったりとした大きさの日付窓があり、7時位置には文字盤の下にある赤いディスクで月のインジケーターを表示。