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芸術の秋は京都へ、最後の印象派と呼ばれたシダネルとマルタンの絵を見に行こう

IGNITE / 2022年7月25日 23時0分

シダネルは1901年に小さな田舎の村ジェルブロワを見出すと、1904年に家を購入し、本格的に制作の拠点を構えた。ジェルブロワの穏やかな雰囲気やバラの咲き誇る庭はシダネルにとって格好の題材となり、シダネルの真骨頂ともいえる作風が確立された。

1909年から晩年にかけて、シダネルは息子たちの教育のためにヴェルサイユにも居を構え、季節の良い時期はジェルブロワに滞在し、そのほかの時期はヴェルサイユで過ごした。かつての宮殿や庭はシダネルにとって格好の題材となり、散歩道でもあった公園を素朴で身近な情景として表した。

アンリ・マルタンの生涯

アンリ・マルタンはトゥールーズに生まれ、国立美術学校でジャン=ポール・ローランスに学ぶ。南仏のラバスティド・デュ・ヴェールはマルタンの画風が確立する上での重要な場所となり、特に主要な着想源であった別荘のマルケロルの庭は、絵画の題材にすることを念頭にマルタン自身が造った空間として有名だ。

マルタンは、1911年にラバスティド・デュ・ヴェールに近いサン・シル・ラポピーに、1923年にコリウールに家を購入して新たな拠点として同地の情景を描き、南仏の陽光の元でもっともマルタンらしいといえる作品の数々を残した。

また、マルタンは大画面の装飾壁画にも優れ、フランス国務院をはじめとする多くの公共空間に作品を残している。

身近なものを情感豊かに描いたシダネルと、風景や人物像を象徴主義的な雰囲気の中に描いたマルタンの美しい“光と色彩”に触れてみたい。

シダネルとマルタン展
会期:9月10日(土)~11月6日(日)※会期中無休
会場:美術館「えき」KYOTO
所在地:京都府京都市下京区烏丸通塩小路下ル 東塩小路町 ジェイアール京都伊勢丹7階隣接
開館時間:10:00~19:30(入館締切閉館30分前)
入館料:一般/1,100円(900円)
前売券販売:7月30日(土)から9月9日(金)まで
販売場所:当館チケット窓口(休館日を除く)、京都駅ビルインフォメーション、チケットぴあ、ローソンチケット。
公式HP:https://kyoto.wjr-isetan.co.jp/museum/

(MK)

※入館料は税込
※新型コロナウイルス感染症の状況により、開館時間は変更する場合があり。
※( )内は前売料金。
※「障害者手帳」を提示の本人と同伴者1名は当日料金より各200円割引。

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