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読書の秋、京都岡崎 蔦屋書店にて陶芸家・若杉聖子氏の新作個展「花咲き実生なる」を開催

IGNITE / 2022年9月21日 16時30分

読書の秋、京都岡崎 蔦屋書店にて陶芸家・若杉聖子氏の新作個展「花咲き実生なる」を開催

「京都岡崎 蔦屋書店」にて、白磁の繊細な造形で知られる陶芸家・若杉聖子氏の新作個展「花咲き実生なる(はなさきみなる)」が9月30日(金)~10月17日(月)の期間、開催される。

気付けば読書の秋、書店に立ち寄りながら、秋の京都で若杉聖子氏の静謐(せいひつ)な白磁の世界に触れてみては。

京都岡崎 蔦屋書店

白磁の繊細な造形で知られる陶芸家

若杉聖子氏は、1977年、富山県に生まれる。現在は兵庫県三田市にアトリエを構え作陶・発表するとともに、京都市立芸術大学で後進の指導にも尽力している。

若杉聖子氏

鋳型に流し込む鋳込み技法を用いた白磁の作品は、石膏の原型を丁寧に削り出し作られる繊細で柔らかな造形で国内外問わず多くの人を魅了している。

外側を無釉(むゆう)*で焼き上げることで白磁の肌の質感を生かし、光の陰影をシャープに捉えることで、洗練された造形美を際立たせ凛とした佇まいを見せる。

Photo by Tadayuki Minamoto

美しい白磁の器を展示

「花咲き実生なる」と題された同展では、有機的な稜線の美しい白磁の器を展示する。

Photo by Tadayuki Minamoto

また今回特別に、竹工芸で世界的に注目される四代田辺竹雲斎氏とコラボレーションした作品も紹介する。

2人のコラボレーションは2014年、「銀座和光」にて開催された「融合する工芸」での出展から始まった。

お互いにとって未知の素材である磁器と竹で一つの作品を制作するという経験は、その後の若杉氏の制作においても大きな転機となっており、同展における新作も現在の両者の視点を感じられる作品となっている。

なお、同名の展示をギャラリー「夢工房-YUMEKOUBOU-」においても同時開催する。

同展に寄せて―若杉氏のメッセージ

若杉氏は、同展について、「アトリエは兵庫県三田市の里山の中で、田んぼに囲まれています。自然豊かな田園風景は、私にたくさんのイメージを与えてくれ、刻々と変わってゆく自然を観察することから、一日がはじまります。

石膏型を使った鋳込み技法に出会ってから、少しでも納得できるカタチと自分なりのスタイルを作り上げたいと、コツコツと石膏原型を削り、数を積み上げてきました。

掌におさまるうつわも、表現としてのうつわも、制作するこころに違いはありません。私の白い作品は、鋳込みの技術と技法に向き合い、植物の造形からのインスピレーションと、移りゆく陽と月の光、風や水の揺らぎなど、日々の自然観察からの感動を映し込もうとする試みです。」とコメント。

作品の販売も実施

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