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銀座の「RICOH ART GALLERY」で東城信之介、松田ハル、リュウ・イカら新鋭アーティスト3人の展示会を開催

IGNITE / 2022年10月19日 16時0分

写真

銀座にある「RICOH ART GALLERY」にて「東城信之介・松田ハル・リュウ・イカ 積層|Layers」が10月29日(土)より開催される。

絵画、デジタル、写真といったメディアと「RICOH(リコー)」のテクノロジーがどのように拮抗し、新しい表現を生み出していくのか。次世代を牽引するアートの一端が垣間見えるグループ展だ。

松田ハル、Data / 不完全の複製 / Data / Incomplete print、112.4×200cm(image)、UV inkjet print(StareReap 2.5 print)on aluminum board

「積層」により生まれる凹凸や質感を楽しむグループ展

リコーではかねてから、スタートアップや社内外の起業家を支援して事業共創を目指すアクセラレータープログラム「TRIBUS」を実施している。この一環として、同社ではアートプロジェクト「StareReap」を発足。同プロジェクトでは、アーティストと「StareReap」チームが協力してさまざまな表現を生み出し、作品を製作する。

そしてこの製作基盤を支えるのが、UVインクを積層して立体形状を表現するリコー独自の技法「StareReap 2.5」だ。同技法を使えば、凹凸や質感などを精密に、そして自由に形にできる。

UVインクジェットプリントの特性上、レイヤードされているイメージとの相性はとても良い。本展に出品する3人の作家も、それぞれの手法で「StareReap」の可能性を追求している。

リュウ・イカ、未定 / TBD、72.9×131.2cm(image)、UV inkjet print (StareReap 2.5 print) on aluminum board

従来の形にとらわれない、作家たちの挑戦

それぞれの作家たちについても紹介したい。

メタリックかつイリュージョニスティックな作品を生み出す東城信之介氏

2019年のVOCA展で最高賞となるVOCA賞を受賞した東城信之介氏。普段の制作では、自身に内在するイメージを題材に、銅を酸化させた板に研削を加えてメタリックかつイリュージョニスティックな画面を創出。「StareReap」では、アクリルに透明印刷をした支持体の上に、ペイントや加工を施したユニークピースを制作した。

VRと版画を組み合わせて独自の世界観を表現する松田ハル氏

松田ハル氏は京都芸術大学大学院に在学中の新進作家。VRと版画を組み合わせ、仮想空間とは一線を画す抽象的なイメージの断片で構成されたランドスケープを表現している。今回はデジタルの作品データをそのままプリントまで直結できる「StareReap」の特性を活かした大作を発表する。

北野武氏らを撮影したヴィジュアルで一躍有名になったリュウ・イカ氏

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