<2023年5月まで>北欧最大級「クム美術館」でチームラボが個展を開催!波と花々が美しい作品群
IGNITE / 2022年12月31日 12時0分
![<2023年5月まで>北欧最大級「クム美術館」でチームラボが個展を開催!波と花々が美しい作品群](https://media.image.infoseek.co.jp/isnews/photos/ignite/ignite_480503_0-small.jpg)
波や花々が舞う空間に身を置いて、アートを感じてみよう。
アート集団チームラボは、北欧最大級の美術館であるエストニア・タリンのクム美術館にて、11月11日(金)に個展をオープンした。
クム美術館は、18世紀以降のエストニア美術の膨大なコレクションを所蔵し、2008年には欧州最優秀美術館賞を受賞した、エストニアを代表する美術館だ。
©️チームラボ
チームラボがエストニアのクム美術館で個展を開催「teamLab: Impermanent Flowers Floating in a Continuous Sea」と題した同展では、全てが繋がっている一つの連続した海の中で、花々が誕生と死を繰り返しながら、増殖していく作品群を展示。来場者は、作品空間に身体ごと没入し、自分と作品との境界のない世界を体験できる。
チームラボは同展を通して、自分と世界との間にある境界の認識を揺るがし、自身と世界との連続的な認識を模索を表現する。
『Black Waves: Immersive Mass』は、全て繋がっている一つの連続した波でできた作品。始まりも終わりもなく、来場者は、波でできた塊と対峙し、作品空間を進んでいくと、やがては波に引き込まれ、作品空間と連続していく。
古典的な東アジアの美術の波は、線の集合で表現されるが、線の集合でできた波は、それらが流れの中の一部であることを気がつかせてくれる。そして、その線の集合には、波が生き物であるかのように、どこか生命を感じる。
実際、波が立ち上がる時、生命が花開くような強い生命の息吹を感じ、波の一つ一つが生命であるかのようにすら見える。
しかし、波が崩れ落ちて消えた時、花が散るかのような儚さとともに、それが海の一部だったことに気がつく。その海は全ての海と繋がっていて、つまりは、この世界の全ての波は、繋がりあっている。
そして、波が生命に見えるのは、生命が、大海から連続的に立ち上がり続ける波のように、奇跡的な現象だからなのだ。
『Black Waves:Immersive Mass』©チームラボ
『Black Waves: Immersive Mass』の海の中に現れる作品『増殖する無量の生命』は、花々が誕生と死を繰り返しながら、増殖と死滅を繰り返し、時間とともに移ろっていく。人々が花々にふれると、花々は散って死んでしまう。
『増殖する無量の生命』©チームラボ
人々に分散して存在し続けるアートも-
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