熱海に別荘をリノベした“美術館のような”スイートヴィラが誕生。アートや伝統工芸も楽しめる美しい空間が魅力

芸術や伝統工芸の技を楽しめる宿泊施設としてリノベーションされた熱海の物件が、「スイートヴィラ キュレーション」シリーズとしてスタート。

「スイートヴィラ キュレーション 熱海 桃乃八庵」が12月23日（金）に、「スイートヴィラ キュレーション 熱海 桃山雅苑」が2023年1月13日（金）に開業。両施設ともに、予約受付を開始した。

伝統建築の別荘を工芸やアートを用いて再生

“キュレーションホテル”とは、新しいコンセプトの宿泊施設を表す造語。このプロジェクトにおける「キュレーション」とは、洋の東西や文化の新旧を融合させる独自のデザイン手法を指す。

ここで目指しているのは、志あるオーナーの伝統建築を、大工の技術と高いデザイン性により「高付加価値宿泊施設」として再生する、サステイナブルなビジネスモデル。

ゲストは、伝統建築に豊かな工芸やアートがちりばめられたショーケースで、まるで自分の家のようにくつろぎながら、それらを暮らしに活かすヒントを見つけることができる。

海を見渡す絶好の立地！築40年超の保養所

「スイートヴィラ キュレーション 熱海 桃山雅苑」は、熱海駅から車で約5分の海を見渡す絶好の立地に位置する、築40年超の保養所が生まれ変わったもの。

広々とした館内には、いたるところにコンテンポラリーアートや伝統工芸品などのさまざまなアートがちりばめられている。その優れたデザイン空間は、さながら美術館に泊まるかのようだ。

奥のダイニングスペースには、ヒノキの間伐材を使用した大きなダイニングテーブルがあり、その先のテラスからは海を見渡すことができる。

また、2種類の浴室は、それぞれ信楽焼・桐の浴槽を備え付け、熱海の温泉を楽しむことができる。

2階・3階には計4つの客室があり、3人の国際的なデザイナーによって異なるコンセプトでデザインされており、伝統技法やデザイン技術、アートが凝縮された空間となっている。

元旅館を再生した貸別荘

「スイートヴィラ キュレーション 熱海 桃乃八庵」は、熱海駅から徒歩7分の海を見下ろす閑静な住宅地にたたずむ、こだわりの貸別荘。その一部を利用する「アネックス利用」の施設だ。

同施設は昭和8年に建築され、解体寸前であった元旅館を再生。伝統的な意匠を残しながら、現代的にリノベーションすることで文化を継承し、サステイナブルな形に昇華した。

屋内は、元の旅館にあった意匠の一部が残された、伝統を未来へつないでいく空間。リビングダイニングの役割を果たす二間続きの和室からは、熱海湾の景色が望める。