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表参道のエスパス ルイ・ヴィトン東京にて、ヴォルフガング・ティルマンス「Moments of Life」展開催中

IGNITE / 2023年2月9日 23時0分

表参道のエスパス ルイ・ヴィトン東京にて、ヴォルフガング・ティルマンス「Moments of Life」展開催中

ルイ・ヴィトン ジャパン社が、フォンダシオン ルイ・ヴィトン主催の「Hors-les-murs(壁を越えて)」プログラムの一環として、エスパス ルイ・ヴィトン東京にて、ドイツ人アーティストのヴォルフガング・ティルマンス氏による「Moments of Life」展を6月11日(日)まで開催する。

‘Wolfgang Tillmans – Moments of Life’ exhibition at Espace Louis Vuitton Tokyo, 2 February 2023 – 11 June 2023

ヴォルフガング・ティルマンス氏の代表作が集結

ヴォルフガング・ティルマンス氏は、レイヴやゲイコミュニティのパーティーで身体の脆弱性や、くだけたポーズをとる友人たちの姿、長年にわたって私生活を撮り続けた個人の姿などを捉える。作品は大判のインクジェットプリントで、多くの場合は額装されずに展示されている。

ティルマンス氏は、写真をリアルな世界と直接結び付いた社会的芸術とみなし、対象を共感と共に描き出す。時代に注意を向けることによって、彼の作品は本質的な真理に到達し、肖像画、静物画、風景画といった伝統的なジャンルに立ち戻る。また、ティルマンス氏は写真技術を絶えず追求し続け、例えば、コピー機を使ったイメージの拡大や新たにフレーミングを行ったり、カメラの代わりに暗室で光源のみを使用して抽象的な写真を制作したりしている。

1992年以降、展覧会の構成も自ら手がけ、作品をグループごとにまとめて壁に吊るしたり、貼り付けたり、あるいはその場で決めた順番にテーブル上に配置したり、展示空間を、イメージの集合体が人間のコミュニティを反映する一種のラボとして捉える。

常にポートレートを撮り続けてきたティルマンス氏

被写体が親しい友人であれ、見知らぬ他人、あるいは著名人であれ、人為的な演出を避け、意図的に自発性に基づいた制作スタイルをとってきたティルマンス氏。作家が被写体の動きやファッションスタイル、態度を自然で流れるようなフレーミングで捉え、一人ひとりの個性を露わにすることによって、これらの作品に稀な心理的強さが宿される。

背後から撮影されたポートレート「Haircut」(2007年)は、被写体が特定できないがゆえに、一層の親近感をもたらされる作品だ。

「Torso」(2013年)は、タイトルが示すようにトルソを主題とし、古代彫刻にちなんでいて、人体のタイトなフレーミングによって、ミケランジェロの讃えた古代彫像「ベルヴェデーレのトルソ」が意識されている。

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