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レオナルド・ダ・ヴィンチの謎多き生涯に迫る。全作品・蔵書・人物像などを5つの部屋に再現した3DVR美術展

IGNITE / 2023年2月16日 20時0分

レオナルド・ダ・ヴィンチの謎多き生涯に迫る。全作品・蔵書・人物像などを5つの部屋に再現した3DVR美術展

アートを活用した教育プログラムと関連コンサルティングを行う「ダヴィンチ研究所」が、レオナルド・ダ・ヴィンチについてスピーディーに理解できる、3DVR美術展「ダ・ヴィンチの5つの部屋」を制作。2月14日(火)に、無料コンテンツとしてWeb上で公開した。

5つの部屋では、再現した彼の絵画作品や蔵書などが見られる。部屋を訪ねて、謎に包まれた彼の生涯をひも解いてみては。

「ダ・ヴィンチの5つの部屋」よりフィレンツェの部屋(1500-1508年頃)

ダ・ヴィンチの人生を5つの時期に分け各時期の部屋を再現

同コンテンツは、ダ・ヴィンチの人生を5つの時期に分け、各時期に住んでいた部屋を再現。部屋の中は360度自由に見回せ、そこに設置されたアイコンをクリックすると、彼の「全絵画作品」「素描」「蔵書」などを閲覧可能だ。

同コンテンツでは、再構築した若き日の容姿も見ることができる。また、部屋に流れるルネッサンス時代の流麗な音楽が、時間旅行をしているかのような感覚を与えてくれる。

1.若かりし頃を再現した「最初のフィレンツェ」

「最初のフィレンツェ」は、彼がアンドレア・デル・ヴェロッキオのもとから独立した直後、24歳前後の頃を再現した部屋だ。

この部屋では、彼の単独デビュー作と言われる「受胎告知」や、生涯完成しなかったと言われる2作品「聖ヒエロニムス」と「東方三博士 (マギ) の礼拝」などを閲覧可能。また、机の上にはダンテ・アリギエーリの叙事詩「神曲」などがあり、多方面に開眼した時期であることも伺える。

2.生涯で最も生産的な時期「最初のミラノ」

この部屋では、当時ミラノを統治していたルドヴィーコ・スフォルツァに仕えた時期を再現。名画「最後の晩餐」の習作や有名な「ウィトルウィウス的人体像」を閲覧できる。

また、建築学・文学・医学・哲学など多彩なジャンルの書籍も紹介。『イソップ寓話』や『デカメロン』などを机に積み、彼はこちらを見つめている。

3.「モナ・リザ」に着手した時期「2回目のフィレンツェ」

この部屋では、ミラノがルイ12世に占拠されたため、フィレンツェに戻った時期を再現。名画「モナ・リザ(ラ・ジョコンダ)」や、彼の生涯で最も重要とも言える「アンギアーリの戦い」の習作などが見られる。

このほか、壁には緻密な地図も貼られており、地図制作を含めた軍事エンジニアとしての一面が垣間見える。

4.ミラノの邸宅に落ち着いた時期「2回目のミラノ」

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