「レフェルヴェソンス」の生江史伸氏が、2023年度アジアのベストレストラン50「アイコン賞」受賞

「アイコン賞」は、アジア全域を対象とした、300人以上の独立したレストラン業界の専門家と旅慣れた美食家によって投票によって選出される。

同賞は、ガストロノミー業界における、国際的に認められるべき顕著な貢献を行い、自らのプラットフォームを通じて、業界全体の認知向上とポジティブな変化を推進しているシェフに授与される。

気候変動についても考える

倫理的な料理を提供する生江氏の取り組みは、食材選びやプレゼンテーションのみにとどまらない。

料理を創造する過程において、自然、農家、漁師、猟師とのつながりを優先。また、自ら海で食材を採取するなど、日本の沿岸海域の海洋生態系の健全性を自身の目で確認し、ガストロノミー文化が気候変動に与える影響を減らす方法を探っている。

このような活動が評価され、昨年6月には、ニューヨークの国連本部で開催された「世界海洋デー」イベントでスピーチを行った。

世界的に評価される「レフェルヴェソンス」、シェフのこれからの活動にも注目したい。

L’Effervescence
所在地：東京都港区西麻布2-26-4
公式サイト：https://www.leffervescence.jp

アジアのベストレストラン50（英語）：https://www.theworlds50best.com/asia/en/

（田原昌）