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坂本龍一さんが自らの活動から闘病までを綴った『ぼくはあと何回、満月を見るだろう』6月21日発売

IGNITE / 2023年5月17日 22時0分

「夏目漱石が胃潰瘍で亡くなったのは、彼が49歳のときでした。それと比べたら、仮に最初にガンが見つかった2014年に62歳で死んでいたとしても、ぼくは十分に長生きしたことになる。新たなガンに罹患し、70歳を迎えた今、この先の人生であと何回、満月を見られるかわからないと思いながらも、せっかく生きながらえたのだから、敬愛するバッハやドビュッシーのように最後の瞬間まで音楽を作れたらと願っています。

そして、残された時間のなかで、『音楽は自由にする』の続きを書くように、自分の人生を改めて振り返っておこうという気持ちになりました。幸いぼくには、最高の聞き手である鈴木正文さんがいます。鈴木さんを相手に話をしていると楽しくて、病気のことなど忘れ、あっという間に時間が経ってしまう。皆さんにも、ぼくたちのささやかな対話に耳を傾けていただけたら嬉しいです」

連載完結時の坂本龍一さんのコメント

「2020年の末、自らに残された時間を悟ったぼくは、生きているうちにしておかなくてはいけないことをリストアップしました。そのひとつが、『音楽は自由にする』以降の活動を自分の言葉でまとめておくことでした。

少々慌ただしいスケジュールだったけれど、聞き手の鈴木正文さんにも助けられながら、間もなくリリースされる『12』までの足跡を振り返ることができ、今はホッとしています。連載は完結しますが、もちろんこの先も命が続く限り、新たな音楽を作り続けていくつもりです」

坂本さんの生き様にありありと触れる一冊

本書の発売まであと少し。新潮社では目下、刊行準備を進めているという。価格は2,090円(税込)を予定する。偉大な音楽家を失った喪失感は容易には癒えないが、坂本さんの生き様に触れる一冊になるだろう。

ぼくはあと何回、満月を見るだろう
定価:2,090円(税込)
著者:坂本龍一
発売日:6月21日(水)
判型:四六判
ISBN:978-4-10-410603-5

PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000989.000047877.html

(SAYA)

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