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メルセデス・ベンツのベストセラー「C63 AMG」を今こそ振り返る

IGNITE / 2014年10月12日 7時54分

メルセデス・ベンツのベストセラー「C63 AMG」を今こそ振り返る

メルセデス・ベンツの先代W204型『Cクラス』をベースにしたハイパフォーマンスモデル、メルセデス『C63 AMG』の世界累計販売台数が4万台を記録した。これまで販売されてきたAMGモデルの中で最多販売モデルとなる。

9月24日にW205型をベースにした新型「C63 AMG」が発表になったが、ここではAMG史上最多販売を誇る先代「C63 AMG」を振り返ってみたい。

初めてV8エンジンを搭載した『Cクラス』ベースのAMGモデルは、1997年に発売されたW202型をベースにした『C43 AMG』まで遡る。それまでは3.6リッター直列6気筒エンジンを搭載していた『C36 AMG』は、ノーマルモデルのマイナーチェンジに合わせて『C43 AMG』へと進化した。その後、『C55 AMG』『C63 AMG』と、『Cクラス』の最上位モデルには常にV8エンジンが搭載されてきた。どのモデルもメルセデスAMG社のブランドスローガンである“ドライビングパフォーマンス”を具現化してきたモデルといえる。

2007年、メルセデスAMG社の創立40周年のタイミングでデビューしたW204型をベースにした『C63 AMG』は、ハイパフォーマンスサルーンの新しい基準を打ち立てた。搭載された6.3リッターV8エンジンは最高出力457PS、最大トルク600Nmを発生。0−100km/h加速は4.5秒(ステーションワゴンは4.6秒)、最高速度は250km/hでリミッターが作動する。過給機を装備しない自然吸気エンジンとしては、他の追随を許さない圧倒的なパフォーマンスを誇った。トランスミッションは『AMGスピードシフトプラス 7Gトロニック』と組み合わされる。

2009年より設定となった『AMGパフォーマンスパッケージプラス』を組み合わせると、最高出力は487PSへアップする。2011年1月に実施されたアップデートでは、内外装を一新し、走行性能と燃費効率を同時に向上させたトランスミッション『AMG スピードシフトMCT』が搭載された。同時にセダン、ステーションワゴンのボディ形状に加えてクーペも新たに加わった。さらに同年、最高出力517PS、最大トルク620Nmを誇る『C 63 AMG クーペブラックシリーズ』も発売となった。

2012年には、年間およそ8,000台の販売を達成。そして2013年には、『C63 AMG Edition507』が発売。ボディ形状はセダン、ステーションワゴン、クーペの3タイプ。『SLS AMG』のエンジン開発から生まれたた鍛造ピストンやコンロッド、軽量クランクシャフトの採用に加えて、熟練のマイスターによる専用チューニングを施すことにより、最高出力507PS、最大トルク610Nmを実現した。さらに、0-100km/h加速では4.3秒を達成した。

世の中のダウンサイジングの流れには逆らえず、大排気量自然吸気エンジンの歴史はW204型『C63 AMG』をもって幕を閉じる。そう、新型『C63 AMG』には4.3リッターV8ツインターボが搭載されているのだ。ハイパフォーマンスサルーンの歴史とベストセラーモデルの血を受け継ぐ新型『C63 AMG』の成功も間違えないだろう。

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