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箱根「彫刻の森美術館」にて俳優・佐野史郎さんの写真展を10月開催。ピンホールカメラと現代美術の出合い

IGNITE / 2023年8月19日 11時0分

写真

名実ともに日本を代表する俳優、佐野史郎さん。現像機器一式を揃えるほど写真好きだった父と、実家が写真館の母をもつ佐野さんは、写真活動でも知られている。

10月14日(土)から2024年1月14日(日)まで箱根「彫刻の森美術館」にて、「佐野史郎写真展 瞬間と一日」が開催される。トークイベント参加券付き入館券を8月28日(月)から数量限定で販売する。

「彫刻の森美術館」を題材にしたカレンダー写真撮影

今回の企画は、彫刻の森美術館が2024年カレンダーのための撮影を同氏に依頼したことから始まった。

一年をかけて撮影された作品群には、ピンホールカメラによる古典的な撮影方法も用いられている。昔ながらの技法と現代の視点が見事に融合したこれらの作品には、佐野さんの写真家としての原点が現れているという。

写真展では佐野家に保管されているアルバムや、これまでに撮影した作品とともに写真活動を自ら綴った「佐野史郎 写真史」を展示する。展示は全64作品を予定する。

「佐野史郎写真展 瞬間と一日」見どころ

始まりとなった「彫刻の森美術館カレンダー撮影」。このコーナーでは、季節ごとに表情を変える箱根の自然と、そこに突如として現れる人工造形物、彫刻を捉える。

「佐野史郎 写真史」では、故郷・島根県松江市の実家に残る写真も取り上げる。空襲を逃れた出雲の地で、かつ明治初期より残る古民家ゆえ、大正、昭和初期のモダニズムそのものといった写真も残されているという。佐野さんは父の写真好きを受け継ぐかのように写真を撮り続ける。

明治から続く新潟県新発田市の「吉原写真館」に針穴写真機を持参し、8分もの露光時間をかけて撮影した「セルフポートレート」も見どころ。

ほかにカレンダーの一日一日と、カメラのシャッターの一瞬を重ねた「瞬間と一日」や、「針穴(ピンホール)写真の魅力」といった視点で作品が展示される。

関連するラジオ出演やトークショーにも注目

きっかけとなった「2024年彫刻の森美術館カレンダー」は10月12日(木)に彫刻の森美術館ショップ、一部書店、Amazon等で¥1,540(税込)で発売予定。

10月13日(金)20:00~21:00にはニッポン放送で音楽家の松任谷正隆さんをゲストに迎え、「彫刻の森美術館カレンダー」の話題を入り口に、箱根、写真、彫刻、音楽について語り合う1時間のラジオ番組を放送する。

10月14日(土)13:30~14:30には彫刻の森美術館・丸太広場キトキで、佐野史郎さんと立川直樹さんがミュージックとアート、彫刻の森、写真などについて語り合うトークショーを開催する。

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