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写真家・菅原一剛さんがNHK番組で牧野富太郎博士を語る。連続テレビ小説でも描かれる植物標本の美と魅力

IGNITE / 2023年8月25日 18時30分

写真家・菅原一剛さんがNHK番組で牧野富太郎博士を語る。連続テレビ小説でも描かれる植物標本の美と魅力

現在放送中のNHK連続テレビ小説『らんまん』のモデル、植物学者・牧野富太郎さん。高知県立牧野植物園ではいま、博士が残した植物標本の特別な「写真」が展示されている。

撮影した写真家の菅原一剛さんが、8月26日(土)、9月23日(土)にNHKで放送される牧野博士関連2番組に出演決定。博士の植物標本とメッセージの素晴らしさを伝える。

牧野標本に魅了された写真家・菅原一剛さん

菅原一剛さんが撮影したのは、単なる記録写真ではない。2021年秋、菅原さんは牧野標本のまるで生きているかのような生命感に感銘を受け、複写ではなく肖像写真として撮影。

1億5千万画素の超高性能カメラを用い、実物の3倍以上に拡大して写真作品にした。

その写真は、牧野博士の生誕160年の誕生日である2022年4月24日(日)発行の高知新聞の朝刊を、記事全体をくるむラッピングという形で飾った。

牧野標本のもつ「別格な美しさ」に魅了された菅原さんは、植物標本写真作品を軸としたアートプロジェクト「MAKINO Botanical Art Project」の発起人となる。

プロジェクトでは、写真を通して牧野博士が残した標本や植物そのものの美しさ、生き様を伝えるとともに、博士が晩年まで抱き続けていたという平和を願うメッセージを広く届けている。

菅原一剛写真集『MAKINO 植物の肖像』

プロジェクトの一環として、2023年2月には牧野植物館所蔵の牧野標本41点の写真を収めた写真集『MAKINO 植物の肖像』を刊行。

牧野博士の植物標本を肖像写真のように撮影した菅原さんの写真と、牧野植物園の藤川和美研究員の解説を収めた。アートと学術的、文化的価値が融合した新しいボタニカルアート集ともいえる写真集だ。

高知県立牧野植物園「MAKINO 植物の肖像」展

高知県立牧野植物園では10月1日(日)まで、100×150cmのプリント14点を展示。

その他、全国各地の牧野博士や植物関連施設、美術展での巡回展を開催し、牧野博士の功績と標本そのものの美しさ、平和へのメッセージを届けている。

牧野博士と植物のおはなし「マキノラジオ」配信

撮影した植物標本の解説をはじめ、牧野博士や植物に詳しい各界の人々をフィーチャーし、それぞれの視点で植物愛を語るポッドキャスト番組も配信する。聴くほどに植物への見方が変わったり、より植物を愛しく感じられたりするような放送となっている。

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