【まとめ】＜9月開催＞東京都内で「芸術の秋」を楽しめるアートイベント5選｜秋雨時期のデート先にも！

立秋を過ぎ、暦の上ではもう秋が始まった。

「読書の秋」「運動の秋」「食欲の秋」とはよく言ったもので、秋はさまざまなことへの意欲が増す季節。今回は「芸術の秋」に関連して、9月に東京都内で楽しめるアートイベントを5つ厳選して紹介したい。

目次
・＜銀座＞荒星輝氏の個展「On the 6F beside a cafe」
・＜渋谷＞kubomi氏の展覧会「0.0006667 Roots」
・＜麹町＞𠮷田多麻希氏の写真展「Brave New World」
・＜銀座＞田村大氏の個展「Porsche × Dai Tamura Special ART exhibition」
・＜臨海副都心＞「ARTBAY TOKYO アートフェスティバル2023」

＜銀座＞荒星輝氏の個展「On the 6F beside a cafe」

GINZA SIX 6Fにある銀座 蔦屋書店では、アーティスト・荒星輝氏の個展「On the 6F beside a cafe」を、9月22日（金）までの期間、店内アートウォールで開催する。

荒星氏は現在もっとも市場で注目を集める若手アーティストの1人であり、高い写実力とグラフィックデザインを融合させた「Model」シリーズなどで独自の世界観を築いている。

彼の作品は高さ1mの大型作品で、油彩の質感が見事な存在感を放つ。本展でも彼の作品を販売中だ。*初見で記憶に残る作品を制作する荒星輝氏の展示を楽しんでほしい。

On the 6F beside a cafe
会期：開催中〜9月22日（金）
時間：10時30分～21時 ※最終日のみ18時閉場
場所：銀座 蔦屋書店 アートウォール
所在地：東京都中央区銀座6-10-1 GINZA SIX 6F
特集ページ：https://store.tsite.jp/ginza/blog/art/35567-1501390829.html

* 作品は状況により販売が終了することがある

＜渋谷＞kubomi氏の展覧会「0.0006667 Roots」

渋谷では、アナログペイントとデジタル技術を融合させ、自然のエネルギーを表現する画家・kubomi（クボミ）氏による展覧会「0.0006667 Roots」が9月9日（土）から開催される。

細胞や染色体を顕微鏡で観察する際に必要な倍率は1,500倍以上とされている。1÷1,500の計算で算出された数値こそが、タイトルの「0.0006667」だ。

この展覧会では、生命体の意識とDNAに刻まれた無意識の記憶を、独自の着色法で抽象的に表現。そこに「出自」「生まれ故郷」「根」といった意味を重ね合わせ、刻まれた記憶を巡り生命のルーツを追求する。

kubomi氏の作品は、生命のエネルギーをマーブル模様や色彩で表現し、自然の美しさと変化を描く。この展覧会で、自然のダイナミックな姿勢と独自の美しさを体感してみては。

0.0006667 Roots
会期：9月9日（土）～14日（木）
時間：13時～19時 ※最終日のみ17時閉場
場所：YUGEN Gallery
所在地：東京都渋谷区渋谷2-12-19 東建インターナショナルビル3F
画家紹介ページ：https://yugen-gallery.com/collections/kubomi
※状況により会期・開館時間が予告なく変更となる場合がある

＜麹町＞𠮷田多麻希氏の写真展「Brave New World」

渋谷で開催される「Brave New World」写真展では、𠮷田多麻希氏による作品を展示する。

𠮷田氏は野生の獣たちを被写体として、人と自然・生物の関係について訴える作品を制作している。

「Brave New World」では𠮷田氏の写真を東條會舘写真研究所に展示し、人と自然の関係性のいびつさを問いかけると共に、野生に生きる獣たちのはかなさとたくましさを描き出す。

展示はまず暗室から始まり、写真のプロセスと被写体との共演の世界を紹介。続いて地下室では、生命の生々しく混沌とした姿を描く。生命のエネルギーと獣たちの内面の美しさを浮き彫りにした𠮷田氏の写真を、この機会にとくとご覧あれ。

Brave New World
会期：開催中〜10月9日（月・祝）※月・火曜日は閉館
時間：13時〜19時 ※水・木・金曜日は前日17時までの予約制
場所：東條會舘写真研究所
所在地：東京都千代田区麹町1-6-12 5階・地下1階
公式Instagram：https://www.instagram.com/tojo_kaikan_photo_lab/

＜銀座＞田村大氏の個展「Porsche × Dai Tamura Special ART exhibition」

ポルシェスタジオ銀座では、ポルシェスポーツカー生誕75周年を記念し、イラスト世界王者・NBA公認イラストアーティストである田村大の個展が9月16日（土）から開催される。

田村氏は本展に展示する作品を制作するために「ENEOS スーパー耐久シリーズ 2023 第2戦 NAPAC 富士 SUPER TEC 24時間レース」に参加。

超高速で目の前を駆け抜けるレーシングカーや1秒を争うピットの様子、24時間のレースを終えた後のそれぞれのチームが味わう感動を肌で感じ、実際に体験してきた。

本展の作品でも彼が得意とするタッチでエンジンの鼓動やレースカーの質感を伝え、レースのスピードと情熱を表現している。

また、本展では田村氏のポルシェへの情熱と制作にかけるこだわりをドキュメンタリー形式の動画でも紹介する。ポルシェとアートのスペシャルコラボレーションを楽しみたい。

Porsche × Dai Tamura Special ART exhibition
会期：9月16日（土）〜24日（日）
場所：ポルシェスタジオ銀座
所在地：東京都港区東新橋1丁目5-2
公式Instagram：https://www.instagram.com/porschestudioginza/

9月15日（金）から24日（日）までの期間は、XRアート作品が楽しめる「ARTBAY TOKYO アートフェスティバル2023」が臨海副都心エリアで開催される。

このイベントでは、ARボールが都市を巡る「CIRCULATION BALL」や、アーティスト・長場雄氏とのコラボレーションによるVRコンテンツ「Everyday Life」が目にできる。

この他、サーキュラーエコノミーを意識したワークショップ、この場所ならではの素材を活用したインスタレーション展示など、多彩なコンテンツが盛りだくさん。

他のアートイベントとはひと味違うスタイルで、都市と人の関係性や、自然と人との共生、時間の循環に想いを巡らせてみては。

ARTBAY TOKYO アートフェスティバル2023
期間：9月15日（金）～24日（日）
時間：10時～18時
場所：臨海副都心エリア
特設ページ：https://artbayfes2023.com

いずれも、表現方法やテーマ、見せ方が異なる面白いアートばかり。感性と教養を磨く有意義な時間を過ごせそうだ。

（IKKI）