世界遺産未登録の知られざる城塞都市とは?

IGNITE / 2014年11月29日 7時1分

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世界遺産、絶景、秘境が注目されていますが、まだまだ知られていない名所が世界にはあります。そんな知られざる魅力的な都市をご紹介します。

■マルディン(トルコ共和国)

ビルが密集したかのように岩山に建てられた城塞都

イスタンブールやカッパドキアなどの美しい都市があり、エーゲ海にも面しており、名所が多い国・トルコ。その東南部のシリアとの国境付近にある町がマルディンです。旧市街と新市街に分かれており、岩山にへばりつくように広がっているのが旧市街です(写真)。路地は迷路のように張り巡らされ、町を外敵から守っていました。そして一番上には、要塞が鎮座しています。

町の起源は紀元前4500年ごろのメソポタミア文明の時期というので、古い歴史を持っています。3世紀ごろからキリスト教徒が住みはじめ、デイルゥル・ザファラン修道院などが造られたそうです。その後、イスラム化が進んでいきましたが、現在も多くの教会が残っています。

モスク(イスラム教徒が礼拝を行う施設)なども多数あり、それぞれの時代に栄えた文化の雰囲気が残る建物が見られるのも見どころです。世界遺産の候補として挙げられていましたが、登録はされていません。

■パルマノヴァ(イタリア)

中に入ったら迷ってしまう迷路のような星型の城塞都市

Photoshot / Zeta Image
イタリアはヴェネツィアの東に位置するのがパルマノヴァという要塞都市です。上から見ると町が星の形になっているのがわかります。中心には六角形のグランデ広場があり、そこから放射線状に6本の道路が伸びています。さらにその間も道路で等間隔に区分けされているのが見て取れます。町のどこに立っても同じ様な風景となるため、中に入ると自分がどの位置にいるのかわからなくなってしまい、迷子になる人も多いのだとか。
町へ入る主要な門は三つあり、この門をくぐって市街地へ出入りすることができるのですが、方位磁石がないとどこから入ったのか分からなくなってしまうようです。

パルマノヴァは1593年にヴェネチア共和国によって建設されました。ルネサンスの文化を色濃く受けた美しい都市です。1797年にオーストラリアに占領され、1805年にはフランスの支配下になり、1866年からイタリア領となりました。
2014年には世界遺産の候補となり、注目が集まる絶景都市です。


Photoshot / Zeta Image
『世界の城塞都市』(開発社)より

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