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キャデラックCTS、個性派ラグジュアリーセダンの魅力とは?

IGNITE / 2015年2月17日 15時40分

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2014年の世界販売において前年比で2%増の992万4880台、2年連続のプラス成長かつ過去最高を記録したGM(ゼネラルモーターズ)。2015年は初の年間1000万台突破を目指し、トヨタやVWとの三つ巴の競争をさらに激化させていく。

そんなGMのキャデラック・ブランドに追加された、“新たな4WDモデル”を雪降る軽井沢でテストする機会が訪れた。

今回乗ったのは、アクティブ・オンデマンドAWDシステムを搭載した「キャデラック CTS プレミアム(699万9000円)」。そう、SUVやクロスオーバーではなく、BMWの5シリーズやメルセデスのEクラスをターゲットとしたラグジュアリー・スポーツセダンだ。

街や高速道路でも異彩を放つCTSだが、銀世界で見るその姿はさらに新鮮に映る。2015年モデルから採用された新しい横長のブランドエンブレム「キャデラック・クレスト」もクールで若々しく、イイ意味での“ワル”なイメージがさらに増幅している感じだ。

スポーティかつコワモテな姿とは裏腹に、装備は“優しさ”に溢れている。緊急時の自動ブレーキや全車速追従機能付きのクルーズコントロールをはじめ、レーンチェンジアラート、オートマチック・パーキングアシスト(縦列ならびに並列)など、現時点で考えられる安全装備がほぼすべて搭載されていると思っていい。

また、安全システムの多くは“警告音”で危険を知らせるが、キャデラックではメーター表示のほか、運転席のシート座面に内蔵されたバイブレーション(左/中央/右)を“振動”させて、“ドライバーのみ”に知らせることもできるので、同乗者を無闇に不安がらせることもない。同乗者に「運転がヘタ」と勘違いされるリスクも減るだろう。

IT大国のアメリカ生まれらしい最先端のインフォメーションシステムも特徴的だ。2015年モデルからはスマホをゴムマットの上に置いておくだけで充電できる、ワイヤレスチャージング機能が追加された。


2リッター直噴ターボが生みだす最高出力276ps/最大トルク400Nmの痛快なパワーと、ブレンボ製のブレーキシステムによる制動力のバランスもいい。また、1000分の1秒単位でサスペンションの減衰力をコントロールして高い操安性と快適な乗り心地をもたらす「マグネティク・ライド・コントロール」も装備している。走り味はアメ車然としたユルイものではなく、ドイツ車風のシャキッとしたスポーティなものだ。

そして、頼りになる4WDシステム。アクティブ・オンデマンドAWDシステムは、通常時は後輪駆動によるスポーティな走りを届け、滑りやすい路面やコーナリング時など必要に応じて前輪にも駆動力を配分し、ハンドリングの安定性を高めてくれる。今回はミシュランのスタッドレスタイヤ「X-ICE XI3」との組み合わせだったが、滑りそうな状況では車両が“先読み”して駆動力を自動配分し、下りの山道でも非常にリラックスした気分でドライブを楽しませてくれた。

左ハンドルという点さえ許容できれば、他の人とは違う個性的なラグジュアリーセダンとしてウッテツケの選択になるだろう。

写真:Copyright (C) General Motors

(zlatan)

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