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サブカメラはこれで決まり! 光学83倍ズームを叩き出す「ニコン P900」の魅力に迫る

IGNITE / 2015年3月10日 20時6分

サブカメラはこれで決まり! 光学83倍ズームを叩き出す「ニコン P900」の魅力に迫る

フルサイズ一眼やAPS-Cコンデジといったハイエンド系のデジカメに人気が集中しているが、ゼネラルモデルにも注目すべき一品がある。それがニコンの「P900」だ。

カテゴリとしてはコンデジに入るが、ルックスはレンズ一体型のネオ一眼。過去に廃れたジャンルではないかと思うかもしれないがちょっと待ってほしい。P900には、P900でしか撮れないと期待させるスキルがあるのだ。

光学ズーム2,000mm! 電子×光学ズームで8,000mm!

P900に使われているレンズは4.3-357mm。83倍という強烈ズームレンズだ。
そして1/2.3型1,676万画素センサーと組み合わせることで、フルサイズ換算24-2,000mm相当の撮影画角を可能にしている。具体的には室内の全体を映すワイドな画角から、夜空に浮かぶ満月をどアップにまで引き延ばせる実力を持っている。

センサーサイズが小さいから高感度ノイズには敏感と思われるが、f値が2.8~6.5と非常に明るいレンズだし、レンズシフト方式の手ぶれ補正機能が強力で5段分の補正効果を実現している。

天体望遠鏡を使わずとも、月ならば手持ちで撮影できるだろう。実際にP700の商品ページには月を撮影したサンプル画像が掲載されているが、シャッタースピード1/80秒、絞り値f/6.5、撮影感度ISO100で、コンデジとは思えないほどクレーターの陰影がクッキリと写っている。

さらに画質劣化を抑えたダイナミックファインズームを併用することで2,000mm×2倍=約4,000mm、電子ズームを使うことで2,000mm×4倍=約8,000mmの画角でも撮影できる。この領域になると天体望遠鏡の世界だ。木星だって捉えられるだろう。

高倍率ズームには欠かせないEVFつき(ただし0.2型液晶、約92万ドット)。背面モニタもバリアングル液晶。レンズ前1cmまでの被写体にフォーカスが合うマクロ撮影も可能だ。

ハイエンドコンデジは単焦点の明るい広角レンズを備えている。

一眼カメラも50mm F1.4(ないしは35mm F1.4)といった単焦点標準レンズや、標準域のズームレンズと組み合わせている人が多いはず。これらのカメラで撮影したフルサイズ換算28~70mmくらいまでの領域で比較すると、P900のクオリティは「こんなものか」と思うかもしれない。

しかし暗くてマニュアル操作な数万円のミラーレンズ数十万、数百万もする高倍率ズームレンズを購入しなくても、P900なら天体写真や野鳥撮影、鉄道撮影が手軽に行える。サブカメラとしてもう一台持ち歩く場合、これほど魅力を放つモデルはそうそうない。

また子供に持たせてみたいという気持ちも出てくる。若い視線の先に何があるのか、2,000mm~のズームレンズのチカラを発揮してもらいたくなる。

(武者良太)

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