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「完全なる発明」 新MacBookはノートPC界のスタンダードになるか

IGNITE / 2015年3月11日 19時46分

「完全なる発明」 新MacBookはノートPC界のスタンダードになるか

3月10日、アップルから新しいMacBookが発表された。MacBook Airの12インチ版が登場するのでは、というウワサは半分正解で半分間違い。

12インチのRetinaディスプレイ(2,304×1,440ピクセル解像度)を搭載しているものの、その名称はAirやProといったセカンドネームがつかない素のままの「MacBook」だった。

つまり同機は、アップルが考えぬき、示したスタンダードでベーシックなノートPCの未来形であるといえる。

ノート型Mac史上初1kgを切った軽量ボディ

サイズは高さ1.31×28.05×奥行き19.65cm。重量は0.92kg。

今までもっとコンパクト&ライトウェイトだったMacBook Air 11(高さ1.7×幅30×奥行き19.2cm/1.08kg)と比較すると、横幅はわずかに狭く、奥行きはわずかに伸び、そしてさらなるダイエットを果たしたモデルになっている。奥行き方向の拡張はあれど、MacBook Air 11を入れることのできたバッグにはそのまま収納できそうだ。

搭載CPUはデュアルコアCore M Broadwell-Y。
基本モデルは1.1GHz、1.2GHzから選択できるが、オプションで1.3GHz版にも変更可能。低消費電力・低発熱なコアを用いることでMacのノートPCとしてははじめてファンレス構造を実現した。

ボディ内部を隙間なく埋める3層式バッテリーにも注目したい。小型化したロジックボードと共に、MacBook Air 11よりも薄くて軽いボディ構造の肝となっている。

ディスプレイのベゼルも細身になったが、キーボードベゼルはさらに狭額縁化。見た目にも凝縮感が強い。キーボードは新設計のバタフライ構造を採用し、キーストロークは浅くなったがパンタグラフ構造と比べてブレが抑えられ、キー中心をタイプしなくても着実な文字入力が可能になったとされている。

トラックパッドはクリックの強さを検知できる感圧センサーを搭載。圧力に応じたコントロールが可能になった。いまトラックパッドに触れているのが親指なのか他の指なのかまで検知できるほどセンシティブで、その代わりとしてノートPCにタッチディスプレイはまだいらない、とアップルが判断した点が興味深い。

ポートがUSB Type-Cとヘッドフォンジャックのみという部分にも注目したい。従来のMacBookシリーズに備わっていた電源、USB、ディスプレイ、HDMIなどのポートをUSB Type-Cに集約。ボディの薄型化を阻害していた様々なコネクタを一挙に排除している。

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