嘉之助蒸溜所とロッテがコラボ。「シングルモルト嘉之助」を使用したチョコレートが誕生
IGNITE / 2024年4月2日 16時0分
ロッテ社が、“日本に酔うチョコレート”をコンセプトとした「YOIYO」シリーズ第16弾をリリースした。
今回は、鹿児島県の嘉之助(かのすけ)蒸溜所とコラボレーション。「YOIYO〈嘉之助蒸溜所〉シングルモルト嘉之助」を、ロッテグループ公式オンラインモールと嘉之助蒸溜所より販売中だ。
「YOIYO」シリーズと嘉之助蒸溜所がコラボ「YOIYO」シリーズ第16弾目のコラボレーション相手は、鹿児島県にある嘉之助蒸溜所。
嘉之助蒸溜所は、日本一長い砂丘である吹上浜のほど近くに建つ。スコットランドの建築様式を取り入れた白い建屋からは、美しい夕日が水平線へと沈んでいく息を呑むような景色を楽しめる。
嘉之助蒸溜所が手がけるウイスキーのボトルデザインも、この夕日がモチーフになっているそうだ。
南九州の蒸留酒文化を伝える小正醸造同蒸留所の母体は小正醸造。オーク樽で寝かせた米焼酎「メローコヅル」の販売を昭和32年から続けている老舗だ。
小正醸造がウイスキーづくりに着手したのは2017年のこと。現社長の小正芳嗣さんが、「焼酎を世界に広めたい」と考えたことがきっかけだった。
小正醸造の「メローコヅル」は、味わいこそ海外でも評価された。しかし、焼酎というジャンルはなかなか浸透しづらい。加えて、焼酎は色や度数における厳しい制約がある。
それでも、小正醸造には長年の焼酎づくりで培った蒸留技術がある。南九州に伝わる蒸留酒文化を伝えるには……。
そうして思いついたのがウイスキーだ。世界ですでに親しまれているウイスキーなら、日本を超えて世界に届くものがつくれるはず。
そして小正醸造は嘉之助蒸溜所を立ち上げ、ウイスキーづくりをスタートした。蒸溜所名は、小正醸造で樽熟成を生み出した2代目当主・小正嘉之助さんの名に由来している。
「シングルモルト嘉之助」を使ったチョコレートが誕生今回、YOIYOシリーズに使われた「シングルモルト嘉之助」は、嘉之助蒸溜所の定番商品。
小正醸造の「メローコヅル」は新樽の状態から米焼酎を入れて、オリジナルの樽を育てる。「シングルモルト嘉之助」には、その焼酎樽を焼き直した焼酎リチャーカスクで熟成させた原酒が使われている。
一般的に、ウイスキーづくりの主流はバーボン樽だ。焼酎はバーボンと比べると度数が低い。嘉之助蒸溜所のチーフブレンダーの中村俊一さんによると、だらかこそ樽に余力が残り、嘉之助のモルトを入れる際に成分がグッと出て旨さを抽出するという。
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